アイドルユニット「ももいろクローバー」が13日、初主演したホラー映画「シロメ」の舞台あいさつに登場。ドレス姿のメンバーは、約240人のファンと「『ももいろクローバー』を紅白歌合戦に出してください」と合唱した。
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「ももいろクローバー」は、高城れにさん(17)、百田夏菜子さん(16)、有安杏果(ありやす・ももか)さん(15)、早見あかりさん(15)、玉井詩織さん(15)、佐々木彩夏さん(14)の平均年齢15歳の6人組ユニット。
映画は、「ももいろクローバー」のメンバーに、映画であることを知らせずに撮影したフェイクドキュメンタリー。ある廃虚に「シロメ」という謎の化け物がおり、からかい半分でその場所に足を踏み入れると地獄に引きずり込まれるという都市伝説があった。実はそこで4年間に6人が不思議な死を遂げており、ある夜、6人の少女が廃虚へ向かうが……という物語。水野美紀さん主演の「口裂け女」などを手がけた白石晃士監督がメガホンを取った。
撮影は、テレビの特別番組で心霊スポットを訪れる企画として行われ、メンバーには撮影終了後ににせの心霊スポットだと明かされていた。しかし、映画の撮影だったということはさらに後日に明かされたため、メンバーの佐々木さんは映画の撮影だと知ったときの気持ちを「ホッとするのとだまされて悔しい気持ちが入り交じっていた。でもこんなにうれしい“ドッキリ”はない」と話し、玉井さんは「6人で主演映画ができるなんて思ってもなかったし、舞台あいさつができてうれしい」と笑顔を見せた。
有安さんは「6人ともホラーとか怖いものが好きな人はいない。(撮影の際)マジで帰ろうと話していました。廃虚に入る前、全員がお母さんに電話した」と撮影を振り返り、高城さんは「映画なのに演じていない。台本なし、ストーリーもなくて、私たちの素の表情が見られる」とアピールした。また、会場に突然お経が流れ始めると、メンバーは劇中で怪談を話す“怪談師”として登場した怪談サークル「とうもろこしの会」会長の吉田悠軌さんが登場すると思い「キャー!いやー」と悲鳴を上げて逃げまどい、予想に反して劇中に登場する浄霊師の神島剣二郎さん、霊能者の宗優子さんが現れ、口々に「よかった……」と言ってホッとした様子を見せていた。舞台あいさつには白石監督も出席した。(毎日新聞デジタル)
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