アニメ「らき☆すた」を使った町おこしで知られる埼玉県久喜市(旧・鷲宮町)の秋祭り「土師祭(はじさい)」(土師祭輿会、鷲宮商工会、埼玉新聞社主催)で5日、アイドルなどを応援するパフォーマンスで独特な動きや掛け声をする「オタ芸」をメーンにしたイベント「WOTAKOIソーラン祭り」が開かれた。アニメソングに乗り、髪を振り乱しながら繰り広げるオタ芸プレーヤーたちの激しい踊りに地元の人たちもびっくりした様子だった。
ウナギノボリ
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「オタ芸」は、ステージで歌うアイドルに合わせて、熱烈なファンたちが集団となって同じ振り付けとかけ声で応援したのが原点。アップテンポの曲に合わせて腕や頭を素早く振り回すなどの激しい動きで、応援される側と応援するファンが一体となって踊り、かけ声をかける。「WOTAKOIソーラン祭り」は、土師祭の一環として行われ、“脇役”の「オタ芸」を披露する人の踊りを見てもらおうと企画された。
この日午後4時前から通りを一時的に車両通行止めにし、道路上に特設ステージが出現。東京・秋葉原の人気ライブバー「ディアステージ」の女性タレントたちが登場すると、約50人の「オタ芸」プレーヤーが用意された特設ステージに飛び乗り、アニメ「マクロスF(フロンティア)」の主題歌「ライオン」や「天元突破グレンラガン」の「空色デイズ」など6曲に合わせて、華麗な「オタ芸」を披露した。道路は“最先端”の踊りを見ようと500人以上の人が集まり「大渋滞」。観客は手拍子を取ったり、初心者の飛び入り参加などもあり、「オタ芸」を楽しんでいた。
土師祭は08年から、「らき☆すた」のキャラクターをあしらった「らき☆すた神輿」が出ることで話題となった。今年からは、新たな魅力づくりとして「オタ芸」を踊るファンの側にスポットを当てたイベントを開催した。(毎日新聞デジタル)
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