オンラインゲーム紹介:「ドフス」 フランス生まれの世界一RPG マックやリナックスでも

話題のオンラインゲーム「ドフス」のゲーム画面 (C)2010 Ankama. All rights reserved. Aeria copyright(C)2010 Aeria Inc. All rights reserved.
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話題のオンラインゲーム「ドフス」のゲーム画面 (C)2010 Ankama. All rights reserved. Aeria copyright(C)2010 Aeria Inc. All rights reserved.

 フランスで生まれ、会員登録数が世界150カ国で3000万人という「世界一」のフラッシュオンラインゲーム「DOFUS(ドフス)」(アエリア)が、ついに日本へ進出。オープンベータテストを開始した。

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 「ドフス」は、フランスのゲーム・アニメ制作会社のAnkama社が開発した多人数接続型(MMO)RPGだ。七つの大陸を舞台に、手に入れると強大な力を得られる竜の卵「ドフス」をめぐり、さまざまなモンスターと戦う……というストーリーで、04年9月のサービス開始以来、ユーザー数を増やし、現在、会員登録者数は約150カ国3000万人に達している。日本ではアエリアが運営を担当し、基本料無料のアイテム課金制を予定している。

 ゲームを始めるうえで大きなポイントとなるのが、フラッシュベースのゲームであるということだろう。MMORPGは、ウィンドウズのPCでしか遊べないものが多いが、「ドフス」はマッキントッシュやリナックスのPCでもプレーすることができるのだ。

 プレーヤーが選べる「クラス」は12種類。武器の扱いに熟知した戦士「イオップ」、味方をいやすことができるヒーラーの「エニリプサ」、敵の攻撃を一手に引き受ける守護者の「フェカ」といったオーソドックスなもののほか、攻撃を受けるたびに強くなる狂戦士「サクリエール」、ギャンブラー戦士の「エカフリップ」、生き物を召喚できる「オサモダス」など一風変わったクラスもある。初心者は遠距離から攻撃できる弓の名手「クラ」や攻撃力の高い「サクリエール」がおすすめだ。

 ゲームの最大の特徴は、ます目を進んで敵と距離を取り、さまざまなスキルを駆使して戦う「タクティカルバトル」による敵との戦闘だ。「タクティカルバトル」はシミュレーションRPGでよく採用されている戦闘システムだが、MMORPGでは珍しい方式だ。まず敵と接触すると、キャラクターのスタート地点を選ぶ。敵味方関係なく素早い順に、行動ターンが回ってくるので、自分のターンになったら、自分のスキルの有効範囲まで近づいて攻撃する。

 移動には「MP」と呼ばれるポイント、スキルの使用には「AP」と呼ばれるポイントをそれぞれ消費するため、有利な位置を確保しながら、どれだけ効率的にスキルを使用できるかが戦いのカギを握る。ただし、それぞれのターンには制限時間が設けられているため、あまりにも頭を悩ませていると、何もできないまま自分のターンが終わってしまう。敵の動きを先読みしながら、自分のターンに備えて行動を考えておくことが勝利への近道だ。

 また、キャラクターは最大3種類の「職業」に就くことができる。「漁師」などの素材を集める職業から、アイテムや装備品が作れる職業まで22種類が用意されており、選んだ職業をやり続けることで成長し、より強力な能力が使えるようになる。

 落ち着いた色合いながらも、可愛らしく飽きのこないグラフィックは、まるで絵本から飛び出てきたようだ。他のオンラインゲームにはない独特のもので、マンガやアニメ制作も手がけるAnkama社ならではの丁寧なグラフィックだ。日本版のテキストも懐かしのゲームブックを思わせる言い回しが多く、グラフィックとマッチしている。オープンベータテストが始まったばかりなので、どのプレーヤーも同じ条件でスタートできる。この機会に可愛くて奥が深い「ドフス」の世界を体験してみては。

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