アイドルグループ「AKB48」がこのほど、2010年度のグッドデザイン賞(財団法人日本産業デザイン振興会主催)の大賞候補となる「グッドデザイン賞ベスト15」に選ばれた。「ジャパニーズポップカルチャーをグローバルなエンターテインメントビジネスとして成立させる可能性を大きく感じさせる」と評価された。ベスト15にはほかに、宇宙航空研究開発機構の日本実験棟「きぼう」▽ホンダのスポーツタイプハイブリッド車「CR−Z」▽ソニーのハイビジョン液晶テレビ「ブラビア NX800シリーズ」−−などが選ばれた。11月10日にベスト15の中から大賞1点が選出される。
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AKB48は、東京・秋葉原に専用劇場であるAKB48劇場を持ち、チームごとに日替わりでほぼ毎日ライブ活動をおこなうファンとのコミュニケーションを最大限に活用したアイドルとしてのあり方▽「AKB48選抜総選挙」「AKB104選抜メンバー組閣祭り」などファンから社会までを巻き込むプロジェクトの拡大▽名古屋・栄を拠点とする姉妹ユニット「SKE48」、大阪・なんばを拠点としたユニット「NMB48」など、地域に密着した活動を展開−−などの点が評価された。
グッドデザイン賞は、1957年に当時の通産省が創設した「グッドデザイン選定制度」を継承し、98年から財団法人日本産業デザイン振興会が主催する総合的デザイン評価・推奨制度。本年度は、3136件の審査対象に対して1110件がグッドデザイン賞を受賞した。。(毎日新聞デジタル)