八木沢里志さんの「第3回ちよだ文学賞」大賞受賞作を映画化した「森崎書店の日々」の完成披露試写会が13日あり、主演の菊池亜希子さんと、共演の田中麗奈さん、内藤剛志さんが取材に応じた。ファッション誌「PS」(小学館)でモデルとして活躍し、映画初主演となる菊池さんは「自分でも想像していないような表情がいっぱい映りこんでいました。主演ってことを意識しないようにしています」と緊張気味に語ったものの、ヒロインの叔父役の内藤さんは「うまかったです。いつも自然体で、自由に演技されていました」と語り、事務所の先輩でもある友人役の田中さんは「独特の世界観があって、不思議な魅力で映画を引っ張っている気がしました」と絶賛した。
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映画は、平凡な人生を送っていた貴子(菊池さん)は、失意の出来事を契機に会社を辞め、部屋に閉じこもっていたが、しばらく会っていなかった叔父(内藤さん)に半ば強引に神保町へ引っ越し、古書店を手伝うことになる。貴子は次第にこの街に引きつけられ、優しさを持つ人たちと、たくさんの本との出会いが貴子の心を開いていく……という物語。
菊池さんは「映画は神保町って町だったり、本だったりを俯瞰(ふかん)できる目線で描かれているので、その中に普通に存在できるように演じました」と振り返り、叔父に自分の気持ちを打ち明けるシーンでは、悩みながらアドリブも披露した。
撮影時のエピソードを問われ、「(撮影用の)お店に本当にお客さんが入ってきたことがあります」と菊池さんが答えると、内藤さんは「(客に)普通にいくらですか?って聞かれて若干へこみました。おれ、結構テレビ出てるんだけどな……」とぼやいて笑わせた。映画は23日から神保町シアターほか全国で順次公開。(毎日新聞デジタル)
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