注目アニメ紹介:「心霊探偵八雲」死者と語る赤い目の青年が事件を解決

アニメ「心霊探偵八雲」のメーンビジュアル (c)神永学・角川書店/NHK・総合ビジョン
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アニメ「心霊探偵八雲」のメーンビジュアル (c)神永学・角川書店/NHK・総合ビジョン

 死者の魂が見える大学生が、次々と起こる不可解な事件を解決するテレビアニメ「心霊探偵八雲」がNHK BS2で今月から放送されている。原作は、シリーズ累計250万部を誇る神永学さんのミステリー小説(角川書店)だ。

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 大学の旧校舎である事件に遭遇した小沢晴香は、「霊に取りつかれた」友人を助けようと映画研究会を訪れる。そこには、霊能力を持つという斉藤八雲がいた。ボサボサ頭で、どこか心を閉ざしたような青年に、半信半疑の眼を向ける晴香。しかし、幼いころに亡くなった姉からの言葉を八雲に伝えられ、その力を信じる。入院した晴香の友人に会うと、八雲は取りついた霊と話し始めるのだった……。

 見どころは、赤い左目を持つ八雲が、被害者となった人々の霊と協力して調査する「心霊探偵」として活躍するシーンだ。無念のうちに命を失った死者の魂は、八雲に手がかりを与え、あるいは真犯人の元へと導く。だが、普段はコンタクトに隠されている赤い目は、八雲に災いをもたらす力でもあり、謎の「両目の赤い男」の影もちらつく。そんな八雲の苦悩や内面の優しさに触れて、少しずつ理解していく晴香との交流も注目だ。全13話予定。

 八雲は「黒執事」のセバスチャン・ミカエリスを演じた小野大輔さん、晴香は「会長はメイド様!」の鮎沢美咲役の藤村歩さんが担当する。制作は、「.hack//(ドットハック)」シリーズや「ファントム」を手掛けた「ビィートレイン」。

 放送は毎週日曜午後11時~。(毎日新聞デジタル)

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