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11月21日(木)放送分
俳優の田村正和さん(67)が25日、東京都内で行われた松本清張の長編推理小説を原作としたスペシャルドラマ「球形の荒野」(フジテレビ)の制作発表会見に共演の江口洋介さん(42)、比嘉愛未さん(24)らと出席。撮影のためトレードマークの襟足をカットした状態で登場した田村さんは、今回初共演した俳優の生田斗真さんについて「グッドルッキングでお芝居もしっかりしていてこれからが楽しみ」と笑顔を見せた。
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「球形の荒野」は第二次世界大戦後、復興の道を歩んでいた時代に“亡霊”とも言うべき1人の謎多き男性が登場したことによる波紋や揺れ動く家族の心情を描いた。ドラマでは舞台が東京オリンピックの年に置き換えられた。田村さんは昭和19(1944)年にスイスの病院で死去と発表された中立国公使館の元1等書記官・野上顕一郎を演じ、江口さんはある事件から野上の過去を追う警視庁の鈴木次郎警部補を演じる。ほかに佐野史郎さん、草刈正雄さんも出演し、脚本を「踊る大捜査線」シリーズの君塚良一さん、演出を「東京ラブストーリー」「ひとつ屋根の下」「ロングバケーション」などの永山耕三さんが手がける。
この日、別の撮影のために会見を欠席した生田さんは会見場にメッセージを寄せ、田村さんについて「人生においてすばらしい経験だった。田村さんと初めて会ったとき、あまりの色気に自分の心臓がバクバクいっていた。『がんばってる?』と気さくに声をかけていただいて力になりました」とコメントしていた。田村さんは主演ドラマ「古畑任三郎」(99年6月22日、29日放送)で共演して以来、2度目の共演となった江口さんについて「どんどん上手になる。しっかりした俳優さんになっている」と絶賛、自身が演じる野上の娘・久美子を演じる比嘉さんについては「かわいい人だな、きれいな人だなと見とれていました」と話した。
田村さんは、ドラマのために自身のトレードマークの襟足をカットして撮影に臨んだことについて、自身の髪を指さしながら「あの時代にこんな頭の人はいない」と話していた。また、よりハスキーな声になったのでは?と問われた田村さんは「最近声変わりした」とジョークを飛ばして「年のせいか疲れてくると声がかすれてくるようなところがある」と明かしたが、女性記者に「セクシーです」と言われると「ありがとうございます」と笑顔を見せていた。
ドラマは、11月26日午後9時~同10時52分と、27日午後9時~同11時10分の2夜連続放送。(毎日新聞デジタル)
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