福山雅治:龍馬から江・上野樹里に「苦しみ、楽しんで」とエール 大河ドラマバトンタッチ

大河ドラマ「主役バトンタッチ式」を行った福山雅治さん(左)と上野樹里さん
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大河ドラマ「主役バトンタッチ式」を行った福山雅治さん(左)と上野樹里さん

 28日に最終回を迎えるNHK大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬を演じた福山雅治さん(41)と11年1月から放送が始まる「江 姫たちの戦国」で江を演じる上野樹里さん(24)が23日、NHK放送センター(東京都渋谷区)でバトンタッチのセレモニー「主役バトンタッチ式」を行った。福山さんは「役者としても人間としても、ほかでは得られない、得難い経験ができる撮影期間になると思う。思う存分、苦しみ、楽しんでください」と笑顔でエールを送った。

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 50作目となる大河ドラマ「江 姫たちの戦国」は、織田信長の妹・お市と近江の戦国武将・浅井長政との間に生まれた“浅井三姉妹”の三女・江(上野さん)の波乱に満ちた生涯を描く。連続テレビ小説「さくら」(02年)や大河ドラマ「篤姫」(08年)などを手がけた脚本家・田渕久美子さんが原作小説を執筆、オリジナル脚本で臨む作品。8月にクランクインし、上野さんは9月7日から本格的に撮影を開始している。総合テレビで11年1月9日から毎週午後8時~同8時45分に放送。初回は午後9時15分までの拡大版。

 上野さんに「楽屋に持ち込んでいた必須アイテムは?」と聞かれた福山さんは「だんだん睡眠時間がなくなってくると思うので、寝られるようなセットを用意しておいた方がいい」とアドバイス。「僕は(撮影の)後半、起きてるときは飯食ってるか、龍馬さんをやっているか、楽屋で寝てるかでした」と振り返り、「いい椅子ありますよ。寝られる椅子。プレゼントします。裏バトンタッチします」と太っ腹なところを見せ、上野さんは「えー! ありがとうございます」とうれしそうだった。

 自身の撮影開始前に「龍馬伝」の撮影を見学したという上野さんは「福山さんが10ページ以上あるシーンを1カットで撮っている姿を見て圧倒された。自分にこんな集中力を持って1年間できるのかとドキドキした」と振り返り、「ていねいに美しく撮ってくださっているので、いいシーンを一つでも多く撮っていきたい」と意気込んだ。セレモニーでは福山さんから上野さんへ長崎県を代表する特産品の一つ「長崎みかん」が贈られ、上野さんから福山さんへは滋賀県の和牛「近江牛」が贈られた。

 「龍馬伝」は、坂本龍馬の33年の生涯を、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎の視点から描いたドラマ。福山さんは09年10月5日~10年10月11日に撮影を行った。最終回は総合テレビで11月28日午後8時から放送予定。(毎日新聞デジタル) 

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