紅白歌合戦:平成で最少の44組 美川憲一ら演歌・歌謡曲は5組減

「第61回NHK紅白歌合戦」の選に漏れた美川憲一さん
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「第61回NHK紅白歌合戦」の選に漏れた美川憲一さん

 大みそかに放送される「第61回NHK紅白歌合戦」の出場者が24日発表され、出場組数が昨年の50組から44組に減った。紅白の出場歌手が50組を下回るのは平成に入ってから、初めて。91年から19年連続で出場していた歌手の美川憲一さん(64)が選に漏れたほか、演歌勢は16組から13組に、歌謡曲勢は5組から3組になった。

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 井上啓輔・紅白制作統括は「44組は大変密度の濃いすばらしい方々」と評し、組数減の理由を「時間が15分減ったということも大きい。加えて、曲のプレゼンテーションをしっかりすることがその曲を聞いていただくうえで非常に大事なこと。生放送なので、予定していた言葉もしゃべれずに次の曲にいってしまうということが多々あった。きちんとプレゼンテーションできる時間が持てるぎりぎりのところを模索した結果、こういう組数になった」と説明した。

 また美川さん落選の理由を井上・制作統括は「(出場歌手を選ぶ)データ上、いろいろなところを見て総合的に届かなかった。総合的に判断してということ」と話し、「50組から44組と少なくなる過程において、選から漏れたとご理解いただきたい」と理解を求めた。また演歌・歌謡曲の歌手が減ったことについては「ジャンルで分けるつもりはない。結果そうなったということ」とコメントしている。

 演歌歌手では美川さんのほか、2年連続で出場していたジェロさん、5年連続で出場していた北山たけしさん、歌謡曲では2年連続出場だった秋元順子さんが選に漏れた。また67年に紅白に初出場し、7年連続、計25回出演した布施明さんは昨年、紅白勇退を宣言している。(毎日新聞デジタル)

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