俳優の大杉漣さんと佐々木蔵之介さん主演の2人芝居「抜け穴の会議室 Room No.002」の公開リハーサルが17日行われ、2人が取材に応じた。輪廻転生(りんねてんしょう)がテーマの作品にちなみ、生まれ変わったら何になりたいかという問いに大杉さんは「役者をやらずに、スペインリーグのプロサッカー選手。レアルかなにかでプレーしたい。日本人選手でオファーがかかって向こうに行くって夢があります。ポジションはセンターフォワードです」と夢を膨らませていた。一方佐々木さんは「イヌ。下からの目線を感じたい。いろんなにおいをかぎたい。柴犬がいいです」と話し、笑わせた。
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「抜け穴の会議室」は、不思議な縁で結ばれた2人の男が、生死の間にある会議室で人生の意義や希望を見いだすという輪廻転生をテーマにした物語。佐々木さんが立ち上げた演劇ユニット「Team 申」の第4回公演作品で、08、09年の読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した前川知大さんの作・演出作品。
佐々木さんは「この芝居をやると縁を感じるんです。漣さんとやるのも運命だと思ってます。一番信頼できる役者さん。2010年よくやったなあという芝居をやりたい。魂の旅ができる芝居です」と作品をアピール、大杉さんは「『Team 申』はお芝居でなく演劇をやろうとしている集団。蔵之介君は冒険家です。蔵之介くんの船に乗船して、一緒にこいでいきます」と力強く語った。
東京公演はパルコ劇場(東京都渋谷区)で18~31日。来年1月から、福岡、松本、新潟、金沢、大阪で上演する。(毎日新聞デジタル)