中居正広:13年ぶりの「味いち」に「当時に戻ったような感覚」

新春スペシャルドラマ「味いちもんめ」に出演する山本裕典さん(左から2番目)ら
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新春スペシャルドラマ「味いちもんめ」に出演する山本裕典さん(左から2番目)ら

 アイドルグループ「SMAP」の中居正広さんが、8日放送のスペシャルドラマ「味いちもんめ」(テレビ朝日系)の会見に登場した。95年放送開始の同ドラマで連続ドラマ初主演を果たし、主人公の板前を演じるのは13年ぶりという中居さんは「13年となると、自分ではどうなのか分からなかったんですが、その当時のまんまに戻ったような感覚で、居心地のいい現場でした」と撮影を振り返り、「出演者の皆さんが元気で健康でいられるからできるんだと思います」と話した。

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 「味いちもんめ」は、「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載されたあべ善太さん原作、倉田よしみさん作画の人気マンガが原作。中居さん演じる半人前の板前見習い・伊橋悟がさまざまな壁にぶつかりながらも、持ち前の明るさと前向きな姿勢で成長していく姿を描く痛快サクセスストーリーで、第1シリーズは95年に放送され、96年に第2シリーズ、97年と98年には新春スペシャルドラマが放送されている。

 今回は98年のスペシャルから13年、京都の老舗料亭「菊華庵」がマスコミから食品偽装問題で追及を受け、騒然としたところからスタート。そこに一人前の板前に成長した熱血料理人の伊橋悟(中居さん)が立ち上がり、腐敗した料亭の改革に乗り出す。伝統にあぐらをかき、傾いてしまった老舗料亭を伊橋はどのように立て直すのか? ヤル気のない若者をどんなふうに指導し、どのような影響を与えていくのか?……というストーリー。

 中居さんは「あまりにも若いなあ、やせてるなあ、昔はかわいかったなあ、とそう思いながら見ています」と再放送で自分の姿を見た感想を笑顔で話し、「新しいキャストが入ったいい意味の緊張感のなかで、マンネリと進化のバランスがうまくとれている。『味いち』の懐かしい匂いを残しています」と今回のスペシャルドラマをPRした。

 俳優陣には、小林稔侍さんはじめ、樹木希林さん、柳沢慎吾さん、志村東吾さん、内藤剛志さん、岡江久美子さん、野際陽子さん、今井雅之さんといった、伊橋が修業を積んだ料亭「藤村」や「登美幸」の豪華メンバーのほか、新たに京都の料亭「菊華庵」のメンバーとして山本裕典さんや貫地谷しほりさんらも登場する。山本さんは中居さんとの共演について「本番ギリギリまで、中居さんが笑わせるので何度かNGを出してしまった」と明かし、中居さんから「僕は山本君の年齢で演じて、当時あまりちゃんとしていなかった。山本君も真面目にやってなかったから、12年はテレ朝のドラマに出られないよ」とからかわれた。

 また、小林さんは、同ドラマについて「中居君の持ち味が全部出ている、どの作品よりも彼に合った作品だと思います。50歳になってもいつまでも追い回しで、このドラマの中で可愛がられてほしい。浮気しないで」と中居さんに求めると、中居さんは「稔侍さんには、『味いちもんめ』は本当の妻だ。ほかの作品は浮気だと言われました。全部頑張っているんですけれどね」と照れながらうなずいていた。

 スペシャルドラマ「味いちもんめ」は8日午後9時、テレビ朝日系で放送される。(毎日新聞デジタル) 

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