flumpool:「みんなの背中を押し続けたい」横浜アリーナ公演を5日に放送 WOWOW

12月25、26日に横浜アリーナでスペシャルライブを行ったflumpool
1 / 1
12月25、26日に横浜アリーナでスペシャルライブを行ったflumpool

 映画「君に届け」の主題歌がヒットし、10年大みそかのNHK「紅白歌合戦」に2年連続2回目の出場を果たした4人組バンド「flumpool(フランプール)」が、10年12月に行ったスペシャルライブ「flumpool Special Live 2010『Snowy Nights Serenade ~心までも繋ぎたい~』」(全4公演)のうち12月25、26日の横浜アリーナ(横浜市港北区)の公演の模様が5日にWOWOWで放送される。10年6月にのどのポリープの摘出手術を受けたボーカル&ギターの山村隆太さんは「今年はflumpoolとしても僕個人としても大変なことがありました。11年も音楽でしか応援できないけど、みんなの背中を押し続けたい」とファンに語りかけた。

あなたにオススメ

 メンバーは山村さんのほか、ギターの阪井一生さん、ベースの尼川元気さん、ドラムの小倉誠司さんの4人組。07年1月に大阪府で結成。08年10月に配信限定シングル「花になれ」でメジャーデビューを飾り、09年2月に発売したシングル「星に願いを」がオリコンチャート初登場2位を獲得した。10年も映画「君に届け」の主題歌がヒットし、11年1月26日には2枚目のフルアルバム「Fantasia of Life Stripe」の発売が予定されている。

 会場は立見スペースも満員で、期待に満ちる中、10年6月に発売した8枚目のシングル曲「reboot ~あきらめない詩~」でライブがスタート。ファンは総立ちになり誰もが共感できる心情を繊細に表現する曲に酔いしれた。MCでは雰囲気は一転し、関西弁のトークがさく裂。「会場の入口で警備員にパス見せろって止められましたよ!」と阪井さんがボケれば、「君、見かけが怪しいねん」と山村さんがツッコむ。メンバー4人のキャラクターが際立ち、会場は笑いに包まれた。

 さらにステージを身近に感じてもらおうと、山村さんは「後ろのみんなの近くまで行きたい」とアリーナを歩いて後方のサブステージへ移動。「春風」や「花になれ」などを4人立つのが精いっぱいの小さなステージから披露し、ライブハウスのような熱気に包まれた。さらに「君に届け」や「MW~Dear Mr. & Ms. ピカレスク~」などのタイアップで火がついたヒット曲を連発し、会場のボルテージは急上昇。アンコールの「夏Dive」で頂点に達した。そして、夢に向かって踏み出そうと語りかける彼らのテーマ曲ともいえるメッセージソング「フレイム」をラストの締めくくりとして切なく歌い上げた。

 ステージ上では4月からの全国ツアーを発表し、会場は歓喜の渦に。リスナーへの誠実な姿勢を貫く彼らに、ファンからはいつまでも盛大な拍手が送られていた。この横浜アリーナ公演の模様は5日午後8時からWOWOWでハイビジョン放送される。濃密だった彼らの昨年1年間の活動がぎゅっと詰まったスペシャルライブの模様をテレビの前で楽しみたい。(毎日新聞デジタル)

アイドル 最新記事