中田カウス:”襲撃記念日”に福ザサ授与「戎さんに助けられた」

十日戎の福ザサ授与に参加した中田カウスさん(前列左から2人目)
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十日戎の福ザサ授与に参加した中田カウスさん(前列左から2人目)

 「堀川のえべっさん」で知られる大阪市北区西天満の堀川戎(えびす)神社の十日戎が9日始まり(宵戎)、参拝者に渡される福ザサ授与に初参加の中田カウス・ボタンさんら多くの芸人が参加した。

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 「商売繁盛、ササもってこい」のかけ声でもおなじみの十日戎。堀川戎神社では毎年、関西演芸協会(桂福団治会長)所属の芸人が参加しているが、今回、福団治会長が旧知の仲であるカウス・ボタンさんに福ザサ授与への参加を呼びかけたところ応諾。元日に新装開場した劇場「5upよしもと」に出演中の銀シャリ、スマイル、ウーマンラッシュアワーの若手3組とともに参加した。

 上方落語界の重鎮、桂春団治さん(福団治さんの師匠)らとともに笑顔で参拝者に福ザサを授与したカウス・ボタンさん。終了後の会見で「今回やっと福団治師匠のお手伝いができました」と話すカウスさんは「ぼくにとってきょうは襲撃記念日ということで、戎さんに助けられたような胸中です」と笑わせた。カウスさんは09年1月9日、大阪市内で信号待ちをしていた車内で金属バットを持った男に襲われて軽傷を負っている。

 最後にカウスさんは「大阪の景気もここ堀川さんからよくしていかないといけません。吉本興業も来年100周年を迎えますから、戎さんの力を借りながらがんばりたい」と今年の抱負を語った。十日戎は11日まで。(毎日新聞デジタル)

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