注目ドラマ紹介：「ヘブンズ・フラワー」　川島海荷が近未来の暗殺者役で連ドラ初主演

　女優の川島海荷さん（16）が冷酷非情な女暗殺者役で初主演するドラマ「ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA」（TBS系）が14日スタートする。川島さんは、近未来のダークヒロインで連続ドラマ初主演を果たした。

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　「ヘブンズ・フラワー」は、約50年後の2060年が舞台。実験事故によって日本は花が咲かない不毛の世界となり、深刻な食糧危機が続いていた。事故からの再建が進む中、「第七地区」だけは実験事故の震源地として再建から取り残され、「見捨てられた街」となっていた。「第七地区」に住む少女・アイ（川島さん）は天使のような笑顔の陰で、片桐薫（三田佳子さん）をリーダーとする暗殺集団「ラストガーデン」の一員として、確実にそして、忠実に任務を遂行する冷酷非情な暗殺者の顔を持っていた。アイは真中祐一郎刑事（荒木宏文さん）と出会い、初めての恋心を抱くのだが……という近未来ロマンチックミステリー。

　大河ドラマ「龍馬伝」、映画「おくりびと」を手がけた柘植伊佐夫さんが、近未来の登場人物の衣装など人物デザインを担当する。川島さん演じるアイにとって特別な存在となる刑事役は、イケメン俳優集団「D-BOYS」のスペシャルユニット「D☆DATE」リーダーの荒木さん、今回のドラマの語り部としての役割を果たす30歳のハル役は、連続ドラマ初出演となるダンスボーカルユニット「EXILE」のMATSUさんが、本名の松本利夫として出演することも注目されている。

　第1話は、2080年、砂漠を一人旅するハル（松本さん）によって語られる。20年前、目の前で両親が殺された10歳のハル（石井蒼月くん）は、アイに助けられ、片桐とナルキ（中野裕太さん）によって「ラストガーデン」へ連れてこられる。ハルの両親を殺したのは、「ラストガーデン」と敵対する中国系マフィア「星龍」の人間だった。一方、ハルの両親が殺された現場を捜査する新人刑事の真中は、何もしようとしない先輩刑事の須藤善二（駿河太郎さん）に反発しながらもハルの行方を追い、アイと出会う。アイは真中のまっすぐで温かな人柄に激しい反発を感じ、無感情だったはずのアイに、感情がよみがえり始める……という展開。

　ドラマは毎週金曜深夜0時20～50分の放送予定。（毎日新聞デジタル）