東野圭吾さんのミステリー小説を原作にした映画「白夜行」(深川栄洋監督)のプレミア試写会が19日、東京都内の映画館で行われ、主演の堀北真希さんと高良健吾さん、船越英一郎さんらが舞台あいさつを行った。自分の手を汚さずに周囲の人間を不幸に陥れる悪女を演じた堀北さんは「これまでに犯した一番悪いこと」を聞かれ、「ここでは言えないですけど、10番目くらいだったら」と前置きしつつ、「ものすごく絵が下手なので、美術の時間には、いつも友達に描いてもらっていて、(絵の出来を)ほめられることもありました」と告白。船越さんは「10番目にしては大きすぎますよね。9番目までにどんな大罪があるのか気になる」と驚かれたが、「駄目です。言えません」と不敵な笑みを浮かべていた。
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「白夜行」は、180万部以上を発行した東野さんの長編ミステリーが原作。05年に舞台化され、06年には綾瀬はるかさんと山田孝之さん主演でドラマ化された。映画は、大阪の質屋で店主殺害事件で、何人も容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま、自殺で一応の解決となる。だが、担当の笹垣刑事(船越英一郎さん)だけは、暗い目をした美しい容疑者の娘雪穂と物静かな被害者の息子亮司の姿が印象深く残っていた。やがて、成長した雪穂(堀北さん)と亮司(高良さん)の周囲に不可解な事件が立て続けに起こる……というストーリー。
高良さんは堀北さんについて、「普段もミステリアスで、つかみどころのない、すてきな女性。あと、とてもプロな方だと思う。1歳下だけど、すごい。“太い”ですね」と絶賛。堀北さんは「私も高良さんも人見知りなので、あまり現場でもおしゃべるするとかないし、そんなに仲良く話してもないのに、取材とかで、すごくたくましい人みたいなことを言ってくるから、もうちょっと私の繊細な部分も知ってほしいなと思います」とチクリ。それでも、「高良さんもプロだと思う。とてもストイックに役に入っていって、すごい役者さんだなと思いました」と評していた。
映画はベルリン国際映画祭への正式出品も決定しており、堀北さんは「信じられない気持ちでいっぱい。本当に光栄なことだし、この役に挑戦させていただいたことを感謝しないといけない」と笑顔を見せ、「ここに立たせてもらった時に、すごくこみ上げて来るものがありました。つらいことから逃げずに取り組んできた。答えのない『白夜行』という作品を相手に、私たちが本当に一生懸命、葛藤して作ってきた作品です。これから、たくさんの人に見ていただきたいなと思っています」と感慨深げだった。
舞台あいさつには、子ども時代の雪穂と亮司を演じた子役の今井悠貴さん、福本史織さんも花束を持って登場した。映画は29日に全国ロードショー。(毎日新聞デジタル)
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