南沢奈央:「ぶっ殺す」? 暴言女子高生役「難しかった」と NHKドラマ「迷子」

ドラマ「迷子」の完成披露会見に登場した南沢奈央さん
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ドラマ「迷子」の完成披露会見に登場した南沢奈央さん

 女優の南沢奈央さん(20)が19日、NHKのドラマスペシャル「迷子」の完成披露会見に出席。迷子のおばあさんを助けようとする口の悪い女子高生を演じた南沢さんは「(役柄で)『ぶっ殺す』とか言ったことなかったので、今回はかなり難しかった。表面は強い女の子で弱い部分があることをナチュラルに演じられたと思う」と話していた。

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 「迷子」は、劇作家、小説家で岸田國士戯曲賞、三島由紀夫賞を受賞した前田司郎さんのオリジナル脚本。都会の片隅のある一日の物語で、迷子になった外国人のおばあさんを助けようと、偶然出会った男子高校生3人組や会社員らさまざまな人たちが動き始め、それをきっかけに人々の“迷子になった心”が浮かび上がる……というヒューマンストーリー。ギャラクシー賞優秀賞を受賞し、向田邦子賞にもノミネートされた09年のドラマ「お買い物 老夫婦の東京珍道中」で前田さんとコンビを組んだ中島由貴さんが演出を手がけた。

 南沢さんは、同ドラマでドラマ初出演した弟・コウシ役の岡田廉くんをけるシーンのために「仲良くならないとできないと思ったので、空き時間もしゃべるようにしていた」と話したが、ユウシをけるシーンの後は「結構痛かったみたいで、距離を置かれてしまって切なかった」というエピソードを披露した。また、おばあさんを演じたのは62年のキャリアを持つ中国人女優のユン玉純(ゆん・ゆーちゅん)さん(80)で、大学で中国語を学んでいるという南沢さんは「話しかけなきゃと思ったけど……。メモ帳に(中国語を)書いて現場に持っていってメモ帳を見せて指さしたりしました」と笑顔を見せていた。

 会見にはミキの友人で大学生の相田雅夫役・金井勇太さん(25)も出席し、同ドラマを「余計な調味料、添加物の入っていないオーガニックなドラマ」と評していた。脚本を手がけた前田さんも出席した。

 放送は、総合テレビで2月19日午後9時~午後10時13分。(毎日新聞デジタル)

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