落語家の林家三平さん(40)が女優の国分佐智子さん(34)と婚約し23日、東京都内で婚約報告会見を開いた。会見後、三平さんの母、海老名香葉子さん(77)がコメントした。全文は以下の通り。(毎日新聞デジタル)
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−−おめでとうございます。三平さんがご婚約されたということで今のお気持ちは?
もうホッとしました。あの子はいつまでも赤ん坊のようでしたので。
−−国分さんとお会いになって。
(会う前から)きれいな人だ、きれいな人だとさんざん聞かされてましたから。それにしてもきれいだなと思いました。(一同笑い)
−−初めて会われたときにこれは息子がお嫁さんを連れてきたと思いましたか。
ピンと来ました。さっちゃん(国分さん)の目を見て分かりました。大きな瞳で何度も見ているの、せがれの目を。こんなに見つめるんだと思って(笑い)。
−−三平さんを愛おしそうに見つめてらっしゃいますもんね。
そうなんですよ。あんなにお互いに見つめるもんですかねえ。(一同爆笑)
−−いつも今日の会見のように見つめ合っているんですか。
そうなんですよ。おいしいねといいながら、お互いに。わが息子ながらもったいないと思いました。
−−どんな夫婦になりそうだなと思いますか。
さっちゃんの方が(精神的に)ずっとお姉さんなのね、だからきっと(三平さんを)育ててくれると思います。
−−国分さんは「おかみさんにいろいろ教えていただいて」とおっしゃっていましたけど。その覚悟は感じられましたか?
そうですね。本当にしっかりしているのでねえ。
−−おかみさんとしてどんなことを覚えてほしいですか。
一門ですから、みんなが気持ちよく集まれる場所にしなさいよと。それには大変なのよ、お台所も大変だし、だけれどもみんなが泰ちゃん、三平君って来てもらえる家にしなさいよって。
−−おかみさんの目から見て合格点ですか。
合格点というよりも、ああきれいだなあって。女優さんってやっぱりきれいですね。(一同爆笑)
−−お着物姿をご覧になってどうですか。
私が作ったんですけど、手を通さなかったんですよ。機会がなくて。仕事ができて初めてのご褒美のもの。袖を通してもらってうれしかったなと思いました。(海老名の家紋がちゃんと入って)最初は地味だから嫌だとか言われるかなと思ったんですよ。振り袖を着るじゃないですか(こういうときは)、どなたもきれいにね。「実は私のこういう着物があるんだけどどう?」って見せたら、「あら、いいわあ」」って、そのとき妹さんも一緒だったんです。そうしたらすごく褒めてくださって。「あらいいわね」って。
−−国分さんは海外で過ごされたりしていた方ですけど、伝統芸能を受け継ぐ人のおかみさんで大丈夫かなとか、心配をされたりしませんでしたか。
全然そんな感じしませんでした。もっとパッとしていて、英語ペラペラで、と思っていたら、礼儀正しくて、あいさつもきちんとできる人で。
−−国分さんは仕事をセーブしておかみさん業を習うとおっしゃってますが、それを聞いてどう思いました?
愛しいし、可愛いですね。これまで、泰ちゃんも「ねえ、今日ね」って「話を聞いてくれる?」ってよく来てたんですけど、私のところに来る回数が少なくなりました。(一同笑い)。
−−ちょっと寂しくないですか?
私忙しいですから(笑い)。
−−佐智子さんと知り合って、三平さんは変わりましたか?
そうですね。決められるようになってきたかな。きっとさっちゃんとお話をしているんですね。
−−早くお孫さんの顔が見たいですね。
だからね、結婚したら早く赤ちゃんを作って、二代目、三代目ち続くように頑張ってちょうだいよって頼んだんですけど。そうしたら(三平さんが)「お母さん、あんまりプレッシャーを掛けないで」って。言われましたけど、でも言い続けます。(一同笑い)
−−12月24日に初めてお会いになってから、何度か会っている?
電話は何度も掛かってきますからね。何度も会ってます。
−−最初に会ったときから変化がありますか。
最初はきれいな女優さんだなという感じでしたけどね。あとから、この人なら大丈夫だな、なんでも話せるなあというまでになれました。正蔵の家内は20歳でうちに来て28年、一緒にやっているんですけど、これが非常に出来がいいんです。非常にいいお嫁さんだと思います。だから「この子になんでも教わりなさいよ」と。年が近いですから。指輪を買いにいくのでも正蔵の家内が一緒に付いていったんです。
−−先代の好みのタイプだとか。
お父さん、美人好みだったから。(一同爆笑)美人さんと結婚したかったのに、師匠さんに紹介されたんだからって押しつけられてお見合いさせられて、一緒になったんだよって(聞かされてたので、今の三平さんも)お父さんの理想のようにきれいな人をもらうって言ってたんですよ。
−−公約通りだった。こんなきれいな人を香葉子さんに紹介したのは初めてだったんですか?
高校生のときからお友だちはいっぱいいました。よく家にも来てましたけど、結婚を意識した人はそんなにいません。40歳も近くなってね、まあどうしましょうって、まあ心配しましてね。どうしよう、どうしようって自分もね、焦りましたね。器量がよくてもね。心が優しくないと。
−−高座も見て勉強しているそうですよ。どんな家庭にしてほしいですか。
この近くに住みたいと。家に部屋はあるんですけれど、まずは2人きりにさせてあげたいじゃないですか(笑い)。目と目をあんなに合わせてね。
−−皆さん落ち着かれて安心しました?
安心しました! 一門みんなも、ね(笑い)。
−−あとは泰葉さんの再婚ですね。
泰葉はいまちょっと……。今朝も電話で「皆さんで会ってご飯食べましょうね」って言ってました。かわいそうだったんですけど、今ちょっと風邪ぎみで、犬が調子が悪いとかって。
−−三平さんは佐智子さんが作ったショウガ焼きを食べられたそうですけど。
私はまだなんですよ。でもショウガ焼きがうまいんですって(笑い)。私に言うんですよ。「さっちゃんのショウガ焼きはうまい」って。だから、ぜひ食べさせてねって。
−−佐智子さんの着物は今日初めて着られたということですか。
今日初めてです。本(「ことしの牡丹はよい牡丹」)がベストセラーになって最初に作ったんですよ。
−−今の方が好みそうな柄ですね。
全然考えてなかったんですけど。
−−ご家族が全員そろったことは?
泰葉がまだ。一門の会などで、そろれば。