チョコレート菓子「ポッキー」(江崎グリコ)にチョコレートペンやトッピングシュガーでデコレーションする「デコポッキー」が注目を集めている。バレンタインデーに同性の友人にチョコレートを贈る“友チョコ”として女子中高生を中心に人気を呼んでおり、デコポッキーとコラボしたキャンペーンを行う飲食店も登場した。
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「デコポッキー」は、携帯電話をシールやビーズなどで“デコる”ように、ポッキーにピンクやブルー、ホワイトなどのチョコレートペンで模様を描いたり、チョコレートを塗った部分に星形やハート形などのトッピングシュガーやアラザンを配して“デコった”手作りのオリジナルポッキー。プレーンな「ポッキーチョコレート」、クリーム色の「スイートミルクポッキー」、ピンク色の「いちごポッキー」にカラフルなチョコレートやシュガーを組み合わせ、自分のセンスでポッキーを彩ることができる。ポッキーを1本ずつ“デコる”ほかに、数本のポッキーを並べてチョコレートで密着させて“デコる”こともできる。
江崎グリコは、10年に行ったデコポッキーのキャンペーンが好評だったことから、今年も「デコポッキーキャンペーン」を行い、その一環として飲食店などとコラボレーション企画を実施する。スイーツやパスタなどの食べ放題で人気の店舗「SWEETS PARADISE(スイーツパラダイス)渋谷スペイン坂店」(東京都渋谷区)は、2月14日のバレンタインデーまで店内にデコポッキーコーナーを設置。色とりどりのチョコレートペンやトッピングシュガーを用意し、実際にデコポッキーを作りを体験できる。同店は女子中高生の利用が多く、長坂兼作マネジャーは「グリコさんのターゲットと店舗のターゲットが合った。(食の)テーマパークを目指しているので、デコポッキーづくりを友達同士で仲良く楽しんでもらえれば。(デコポッキーづくりは)普段以上に楽しいイベント」とPRしている。
同店では、同期間中にポッキーでケーキなどのスイーツを“デコった”バレンタインデコスイーツも用意。桜桃とフルーツの入ったショートケーキを、ポッキーやハート形にカットしたイチゴや星形にカットしたキウイフルーツでデコレーションした同店オリジナルの「デコポッキーショートケーキ」のほか、同グループで提供するスイーツをポッキーなどでデコレーションしたチョコレートケーキ「SWEET ROSE」、ラズベリーソースを使ったタルト「ホワイトチョコ ラズベリータルト」、つるんとした食感の「ココアプリン」の4種類がある。デコポッキーづくりも含め、利用は90分食べ放題で大人1480円、小人840円、3歳以下無料。
また約100種類の料理やスイーツをビュッフェスタイルで提供するレストラン「スペースシャワーTVザ・ダイナー」(東京都渋谷区)は、2月14日までポッキーを使ったオリジナルのスイーツを提供。砕いたポッキーにチョコレートとクリームを合わせて固めた「ポッキー入りクランチチョコ」、焼いたパイ生地にカスタードクリームを載せてポッキーを並べた「ポッキーミルフィーユ」があり、「デコポッキー」を作ることもできる。午前11時~午後5時のランチビュッフェは90分1680円、45分1050円(平日のみ)、時間を定めないロングタイムが大人2100円、小学生1260円、未就学児童無料。午後5時~午後11時のディナービュッフェ、午後9時~午前5時のレイトディナービュッフェもある。(毎日新聞デジタル)