米の人気グラフィックノベル(コミック)を、ブルース・ウィリスさん、モーガン・フリーマンさんらの出演で映画化したアクション大作「RED レッド」(ロベルト・シュヴェンケ監督)が29日、全国で公開される。
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平和だが退屈な毎日を送るフランク(ウィリスさん)の楽しみは、役所の年金課に勤める面識のないサラ(メアリー・ルイーズ・パーカーさん)と他愛のない会話をすること。ある日、フランクの家を3人の武装した男が襲撃するが、彼らをあっさりやっつけたフランクは、サラを強引に連れ出し、かつての仲間たちの元へと向かう。実はフランクは元CIA(米中央情報局)エージェントだった……というストーリー。タイトルの「RED」とは、フランクたちが名づけたコードネームであり、「Retired Extremely Dangerous」=引退した超危険人物という意味。彼らが、昔とった杵柄(きねづか)を駆使し、巨大な組織と謎に立ち向かっていく。
フランクの上司ジョーにフリーマンさん、フランクの元同僚で武器のスペシャリスト、マーヴィンにジョン・マルコヴィッチさん、元英国の女スパイ・ヴィクトリアにヘレン・ミレンさんらベテラン俳優が大勢出演しているのが頼もしい。彼らだからこそかもし出せる安定感。アクションも年齢的にはキツかろうと思わせながら(ウィリスさんとサラ役のパーカーさんを加えた主要キャスト5人の平均年齢は59歳)、意外や意外、彼らがマシンガンや銃をぶっ放す姿に胸がすき、ニヤリとさせられる。ほかにもリチャード・ドレイファスさん、ブライアン・コックスさんらベテラン勢が、脇役ながらキラりと光る演技を見せる。
ドイツ出身のシュヴェンケ監督は、「フライトプラン」(05年)でハリウッドに進出し、「きみがぼくを見つけた日」(09年)も好評を博した。サスペンスにラブロマンス、そして今回のアクションで、ジャンルを問わない映画作りができる監督だということを証明してみせた。映画は29日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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