三国志の英雄、劉備の息子で、2代皇帝として蜀の滅亡を見つめた劉禅が、人気アクションゲームの最新作「真・三國無双6」にプレーヤーキャラクターとして登場することがこのほど明らかになった。愚かな2代目という通説の一方、40年間蜀を統治し続けた劉禅の姿が人気ゲームでどのように描かれるか注目を集めそうだ。
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「真・三國無双」は、「一騎当千の爽快(そうかい)感」をテーマに、中国の三国時代の有名武将となって敵の大軍をなぎ倒していくアクションゲームの人気シリーズ。新作の「6」は、シリーズ10周年記念作品で、シリーズで初めて3Dに対応。史実では三国を統一した新勢力「晋」を追加し、司馬師、鍾会をはじめとする「三国志」後期の武将も登場、2種類の武器を任意に切り替えられるようになった。PS3で3月10日に7560円で発売される。
劉禅は、劉備の死後、蜀の皇帝に即位。諸葛亮らを重用したが、その後側近の台頭を許し、263年に魏に降伏する形で蜀は滅亡。小説やマンガなどでは暗君と描かれているが、劉備の死後、大規模な反乱も起きなかった。ゲーム中では、すぐに行動を起こさずに、熟考して物事を判断するため反応が遅く、劉備の息子として過剰な期待を寄せる周囲から暗愚とうわさされるというキャラクター。優しそうなまなざしと白いファーで縁取られたロングコートが特徴的な姿で描かれている。(毎日新聞デジタル)
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