モデルの冨永愛さん(28)がフランス・パリで1月26日(現地時間)、ファッションデザイナー桂由美さん(78)の11年春夏パリ・オートクチュールコレクションにゲストモデルとして出演。パリコレで10年にわたって活躍する冨永さんは、金閣寺と山桜を描いたミニドレスを500人の観客に披露し、「すばらしいコレクションでした」と振り返った。
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桂さんが同コレクションに参加するのは9年連続11回目。今年はパリのホテル「ザ・ウェスティン・パリ」で、「UN JOUR A KYOTO(京都の一日)」をテーマに、京都の伝統工芸品の技術や素材などを用いた22点のドレスを出品。友禅、しぼり、西陣織、和紙のほか、漆、金箔(きんぱく)、竹、金細工などを使用し、和傘の技術を使ったミニスカートも作られた。
冨永さんは、金閣寺をプリントしたドレスに加え、白の西陣織のドレスも着用。「桂由美さんのクチュールの世界に参加できて光栄でした。ただでさえ、技術が問われるコレクションに、京都というテーマで、さらにこだわる。すばらしいコレクションでした」と話している。
桂さんは「ショーが始まると同時に、大きなざわめきと拍手が起きたのは11回目のパリコレにして初めてのことでした」と振り返り、京都がテーマであることから「袂(たもと)や着物襟などの、いわゆる『着物ドレス』の登場を想像していたに違いありません。まったく斬新なトレンドのデザインだったので、はじめは驚き、次に感動が大きなうねりとなって会場を沸かせたのでしょう。意外性の勝利だった」と自信を見せた。冨永さんの登場には「その華やかさにさらに大きな拍手がわいた」という。
今回発表されたドレスは23日に東京・両国国技館で行われる桂さんのブライダルショー「RENAISSANCE JAPAN 美しき日本」で披露される。(毎日新聞デジタル)