工藤静香:鶴太郎、八代亜紀らと仏画で被災地支援 「絵が力になるなら」とブッダの素顔展 

絵画展「鎮魂と慈悲 ブッダの素顔展 ~手塚治虫と四大巨星(スター)~」の記者会見に登場した工藤静香さん
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絵画展「鎮魂と慈悲 ブッダの素顔展 ~手塚治虫と四大巨星(スター)~」の記者会見に登場した工藤静香さん

 歌手の工藤静香さんが30日、東京タワーフットタウン(東京都港区)で31日に開幕する絵画展「鎮魂と慈悲 ブッダの素顔展 ~手塚治虫と四大巨星(スター)~」の記者会見に登場。同展に出品する仏画「信念の光」を披露した工藤さんは「こういう時に重なってしまったのは偶然じゃないと感じています。もしこの絵が力になるならば、被災地の方に寄付したい。お釈迦様の絵ですし、何かのシンボルになれば」と明かした。

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 同展は、故手塚治虫さんが仏教の開祖の生涯を描いた傑作マンガを劇場版アニメ化した「手塚治虫のブッダ−赤い砂漠よ!美しく−」(森下孝三監督)の公開を記念して31日から開催。工藤さんのほか、八代亜紀さん、俳優の石坂浩二さん、片岡鶴太郎さんらがブッダを描いた作品などが展示される。4月17日まで。工藤さんらの作品はポストカードとして会場でのみ発売、収益は義援金として寄付する予定。

 会見には片岡さん、八代さんも出席した。片岡さんも「こういう時期に、この絵を描くことになったのは偶然ではなく、使命というか運命だと思っています。仏画を描いて祈りとさせていただいた」と語り、八代さんも「この絵が被災者の方の癒やしになれば」と思いを明かした。会見を欠席した石坂さんは「あの日から数日、何もまったくできない自分も省みて、無力感におそわれ、唯々呆然としておりました。そんな中でやっと描き上げた、この絵は私の祈りです。この大災害にあわれた方々の心にも、光とわずかにでも希みが生まれますように心より祈っております」とコメントを寄せた。

 映画は、吉永小百合さん、堺雅人さん、観世清和さん、吉岡秀隆さんらが声優を務め、全3部作で第1部だけで製作費10億円の大作となるという。第1部の主題歌はロックバンド「X JAPAN」の「Scarlet Love Song」。5月28日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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