「カードキャプターさくら」をはじめ多くの人気作を生み出してきた4人組マンガ創作集団「CLAMP（クランプ）」は30日、同作の主人公・木之本桜の描き下ろしイラストを動画共有サイト「ニコニコ動画」にアップロードし、東日本大震災の被災地に向け「絶対大丈夫だよ」というメッセージを送っている。イラストはヤフーの「緊急災害募金」に「チャリティー壁紙」として提供される予定という。

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　動画は「無敵の呪文」と題され、「見つけたいな、かなえたいな信じるそれだけでこえられないものはない」「歌うように、奇跡のように思いが全てを変えていくよ、きっと、きっと……」という歌が流れ、最後に「絶対大丈夫だよ」と語りかけている。アニメでさくらの声を担当した声優の丹下桜さんが新たに録音したものだという。

　「CLAMP」メンバーは公式サイトで、「さくらを描いたのは、彼女が自分を励ますときの言葉、そしてみんなを励ますときの言葉こそ、今、みんなが聞きたい、そして信じたいものだと思ったからです」とし、「どんなさくらにしようか考えて、考えて、あえて笑顔と、そして希望の星をモチーフにしました」とメッセージを寄せている。

　「CLAMP」は、いがらし寒月さん、猫井椿さん、もこなさんと、ストーリー担当の大川七瀬さんの4人で結成され、89年に商業誌デビュー。代表作に「魔法騎士レイアース」「×××HOLiC」などがあり、現在は「月刊ニュータイプ」（角川書店）で「こばと。」、「ジャンプスクエア」（集英社）で「GATE 7」を連載している。（毎日新聞デジタル）