加藤登紀子:鳥越俊太郎らと震災チャリティーコンサートを開催 被災者への思い歌う新曲披露

東日本大震災支援チャリティーコンサートの会見で加藤登紀子さんを囲む(左から)「古武道」の古川展生さん、妹尾武さん、藤原道山さん、「かりゆし58」の前川真悟さん、鳥越俊太郎さん
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東日本大震災支援チャリティーコンサートの会見で加藤登紀子さんを囲む(左から)「古武道」の古川展生さん、妹尾武さん、藤原道山さん、「かりゆし58」の前川真悟さん、鳥越俊太郎さん

 歌手の加藤登紀子さんが6日、東日本大震災支援チャリティーコンサートの会見を開き、加藤さんは、震災直後に作曲した「今どこにいますか」を披露し、被災地への思いから涙ぐむ場面もあった。加藤さんは「新しいハイテクなものに囲まれた暮らしはもろいなと感じました。でも、自分の暮らしを見直すすごい経験を皆さんはしていると思う。チャリティーコンサートをこれからの時代を作っていくスタートラインにできれば」と話した。

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 コンサートは、加藤さんの呼びかけで、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんや、沖縄のバンド「BEGIN」、「かりゆし58」、2人組ユニット「キマグレン」、ピアノ・チェロ・尺八の3人組ユニット「KOBUDO-古武道」らが参加。6月11日にBunkamuraオーチャードホール(東京都渋谷区)で開かれる予定で、収益金は大規模災害の被災者支援を行っているNPO法人「BHNテレコム支援協議会」を通じてコミュニティー再建に役立てられる。

 会見には、「かりゆし58」のボーカル前川真悟さんらも出席。前川さんは被災地に訪れ、がれきの撤去作業に参加したといい、「現地の人とお酒を飲んで、被災者に対してデリケートになりすぎていることに違和感を感じた」と話した。「過去は変えられないけれど、今をどう生きるかで過去の意味は変えられる。失ったものを数えるのではなくて、そこから何を得られるのか考えていきたい」と訴え、被災地でも歌ったという「手と手」を披露した。

 入場はS席7000円、A席5000円、学生席1000円(全席指定)。問い合わせはトキコ・プランニング(03・3352・3875)。(毎日新聞デジタル)

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