鳥越俊太郎:福島第1原発正門前で取材 線量測定「ゴーストタウンのようだった」 

加藤登紀子さん主催のチャリティーコンサートの会見に出席した鳥越俊太郎さん
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加藤登紀子さん主催のチャリティーコンサートの会見に出席した鳥越俊太郎さん

 ジャーナリストの鳥越俊太郎さんが6日、歌手の加藤登紀子さん主催の東日本大震災チャリティーコンサートの会見に出席。鳥越さんは、4日に福島第1原発へ取材に向かったことを明らかにした。鳥越さんは正門前で放射線量を測定し、118マイクロシーベルトだったといい、「CTスキャン1回で6900マイクロシーベルトなので、人体には影響がない数値。それでも人は誰もいない。まるでゴーストタウンのようだった」と話した。

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 鳥越さんは、コメンテーターとして出演していた朝の情報番組「スーパーモーニング」(テレビ朝日系)が1日で終了したため、「福島第1原発から20~30キロ圏内では何が起きているのかを知りたかった」と福島第1原発へ向かったという。「買い物ができない状態のため30キロ圏外の人まで避難をしている。もっときめ細かくやらないといけない。復旧には時間がかかるかもしれないが、何らかの形で被災地の支援をしないと元に戻れないと思った。今回のお話をいただき、微力ながら協力したいと思った」と語った。

 コンサートは、加藤さんの呼びかけで、鳥越さんや、沖縄のバンド「BEGIN」、「かりゆし58」、2人組ユニット「キマグレン」、ピアノ・チェロ・尺八の3人組ユニット「KOBUDO-古武道」らが参加。6月11日にBunkamuraオーチャードホール(東京都渋谷区)で開かれる予定で、収益金は大規模災害の被災者支援を行っているNPO法人「BHNテレコム支援協議会」を通じてコミュニティー再建に役立てられる。

 入場はS席7000円、A席5000円、学生席1000円(全席指定)。問い合わせはトキコ・プランニング(03・3352・3875)。(毎日新聞デジタル)

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