魔王サタンの子が「祓魔師（エクソシスト）」となって悪魔を祓（はら）うダークファンタジー「青の祓魔師」が17日から始まる。原作は、加藤和恵さんが「ジャンプSQ.（スクエア）」に連載中のマンガだ。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　人間の住む「物質界（アッシャー）」と悪魔の住む「虚無界（ゲヘナ）」。互いに干渉さえできない二つの次元だが、悪魔は物質に憑依（ひょうい）することで人間界に災いをもたらしていた。しかし、人間界には悪魔を祓うエクソシストも存在していた……。修道院で暮らす少年の奥村燐（おくむら・りん）は、ある日、神父の藤本に紹介してもらった料亭の面接に向かう途中に見た光景により、運命を大きく変えられる。

　見どころは、剣と銃、魔法なども飛び出す多彩なバトルと、祓魔師だった義父のかたきを討って自らの存在を証明しようとする主人公・燐のドラマだ。また、しっかり者で歴代最年少の祓魔師となった燐の弟・雪男との関係は、賢弟愚兄に見えるが、兄の秘めた実力を認める雪男の本心は……？ さらに弟が講師で兄が生徒として通う学園のクラスメートとの「絆」と「成長」の物語でもある。

　燐は「とある魔術の禁書目録」シリーズの「一方通行（アクセラレータ）」役の岡本信彦さん、雪男は「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズのルルーシュ役の福山潤さん、修道院の神父で双子の育ての親である藤本獅郎は「クレヨンしんちゃん」の野原ひろし役の藤原啓治さんが担当する。「おおきく振りかぶって」や「宇宙ショーへようこそ」などのA-1 Picturesが制作する。

　放送は、MBS・TBS系で17日から日曜午後5時～。（毎日新聞デジタル）

　※放送局・時間は変更される場合があります。