歌手の泉谷しげるさん（62）が29日、東京都内で開かれた東日本大震災の復興支援が目的のイベント「マンガサミット　東日本大震災復興支援　泉谷しげるトーク＆ライブ　4日間」に、歌手の嘉門達夫さんと藤沼伸一さんともに登場。泉谷さんは、「被災地は頑張ってるから、東北は休んでもらって。東京が頑張れ。頑張らないとどうする！」と力強く呼び掛け、原発問題を歌った「サマータイムブルース」などを熱唱した。

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　同イベントは、泉谷さんが発起人になり、「自分たちもできる事をしよう！」と呼びかけて企画。28日から5月1日の4日間、正午～午後6時（28日は午後4～6時）に、六本木ヒルズ（東京都港区）のイベントスペース「umu（ウム）」で開催され、参加アーティストとのライブや、マンガ家とのトークなどが行われる。イベントの模様は、動画サイト「ニコニコ動画（ニコ動）」の「ニコニコ生放送（ニコ生）」でも生中継される。　

　イベントには、泉谷さんに賛同した、マンガ家の浦沢直樹さん、星野泰視さん、中原裕さん、本秀康さんも登場。嘉門さんは、原発をネタにした替え歌などを披露し、また浦沢さんもギターを持って演奏に参加するなどして観客を楽しませた。また、浦沢さん原作の映画「20世紀少年」に出演した女優の平愛梨さんや、アーティストの寺岡呼人さんが飛び入り参加して、会場を盛り上げた。泉谷さんは「このメンバーで仙台に行く！」と熱い思いも語っていた。

　会場には、被災地応援物販コーナーや募金箱も設置。集まった義援金は、泉谷さんが被災地の自治体に直接役立つ形で提供するという。泉谷さんは「来た人が得するイベントにしたい。いろいろ売っているので、買いに来て」とメッセージを送った。（毎日新聞デジタル）