スクウェア・エニックス・ホールディングスは13日、11年3月期通期連結決算を発表し、売上高は前年同期比34.8%減の約1252億円、本業のもうけを示す営業利益は同74.1%減の約73億円と大幅な減収減益となった。最終損益は約120億円の赤字を計上し、合併後初の赤字転落となった。ゲームソフトの販売不振、年度内にサービスを始める予定だったオンラインゲーム「ファイナルファンタジー(FF)14」の延期が響いた。
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特別損失は、事業環境の変化を考えて、のれんの減損(約88億円)、収益基盤強化のためのゲームソフト開発の中止と東日本大震災の関連損失(約45億円)などを計上した。ほかにも固定資産除却損(約6億円)なども加え、特別損失の総額は160億円になる。
会見では、財務担当の松田洋祐取締役が、収益の見込めないソフトの開発をやめるなど開発ラインの立て直しを図っていると説明。失速の原因の一つとなった「FF14」の有料サービス再開の見通しについて「早く出すのが望ましいが……」と前置きしながら、不評だったコンテンツの充実を優先させる考えを示した。ソニーのインターネットサービス「プレイステーションネットワーク」のサーバーダウンに伴うダウンロードソフト販売の停止については「機会損失の問題で、他社もそうだろうが(補償の要求は)難しいだろう」との考えを示した。
12年3月期予想は、売上高が1300億円、営業利益が100億円、当期利益は50億円。和田洋一社長は「グローバル化、ネットワーク化、自社IPの強化に注力し、収益の飛躍に努めたい」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)
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