16日、胃がんのために亡くなった俳優の児玉清(本名・北川清)さん(享年77)の告別式が21日、東京・護国寺の桂昌殿で始まった。
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児玉さんの法名は修讀院釋清優(しゅうとくいんしゃくしょうゆう)で、児玉さんが本を読み、修得したという意味を込めて修讀院、本人の名前と清いという意味で清を用い、優の字には優しくて清らかという意味が込められている。遺影は07年、児玉さんがドラマ「ドリーム☆アゲイン」(日本テレビ系)に天国案内人の老紳士役で出演し、取材を受けた際の写真が遺族によって選ばれた。祭壇には白い菊やコチョウランが飾られた。
昨日、同所で行われた通夜には、俳優の阿部寛さん、谷原章介さん、玉木宏さん、八嶋智人さん、女優の松たか子さん、天海祐希さん、多部未華子さん、司葉子さん、俳優の反町隆史さんと松嶋菜々子さん夫妻、お笑いコンビ「タカアンドトシ」ら親交のあった芸能人や、学習院大で児玉さんを見いだした篠沢秀夫名誉教授ら著名人を含め900人が訪れ、400の供花が届けられた。
児玉さんは1934年、東京都生まれ。1958年、学習院大卒業後、東宝ニューフェースとしてデビュー。映画「悪い奴ほどよく眠る」(60年)、「別れて生きるときも」(61年)や「戦場にながれる歌」(65年)に出演。テレビドラマ「ありがとう」(TBS系)などホームドラマで人気となった。75年から「パネルクイズ アタック25」(ABC系)の司会者を務めていたが、今年2月下旬に体調不良を訴え、都内の病院で胃がんが発見され、3月から入院しており、5月16日午後0時28分、死去した。(毎日新聞デジタル)