ゲーム質問状:「デッド オア アライブ ディメンションズ」 完成後も隠れてコス制作

3DS用ソフト「デッド オア アライブ ディメンションズ」のパッケージ
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3DS用ソフト「デッド オア アライブ ディメンションズ」のパッケージ

 ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、人気格闘ゲームの5年ぶりの新作となった「デッド オア アライブ ディメンションズ」(3DS)です。コーエーテクモゲームスTeam NINJAの早矢仕洋介プロデューサー・ディレクターに作品の魅力を聞きました。

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 −−ゲームの特徴と、セールスポイントは?

 3D格闘ゲームに、一度くらいは触れたことがある方も多いのではないでしょうか。ただ「勝てない」「技が覚えられない」「どうしたら強くなるのかわからない」など、さまざまな理由で3D格闘ゲームから卒業してしまった皆さんもたくさんいらっしゃると思います。そんな皆さんたちと「もう一度、殴り合わないか」というのが本作のコンセプトです。

 この「デッド オア アライブ ディメンションズ」ではそういった「3D格闘ゲーム」から離れる理由になってしまったことに対して、ゲーム側がさまざまなサポートをしてくれます。

 「戦い方」は、「クロニクルモード」というストーリーを体験しながら自然と身に付きますし、「デジタルインスト」という技表が常に下画面に表示されているので、技を覚える必要がありません。またタッチするだけでも多彩な技が出せます。

 格闘ゲームについていけなくなってしまった皆さんにぜひこの機会にもう一度3D格闘ゲームの楽しさを感じてほしいです。

 −−3DSでの発売に驚いたファンも多いと思います。決断の経緯は?

 3DSは気軽にゲーム中に通信する機能がありました。それは「いつでも」「どこでも」「簡単に」格闘ゲームが遊べることを意味していました。ですので、3DSのスペックを聞いたその日に、すぐに「デッド オア アライブ」を出そうと即決しました。

 −−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。

 実はすでにゲームが完成していたタイミングで、開発スタッフが隠れてキャラクターのコスチュームを作り続けていたんです。もうすでにゲームは完成しているのに、この作ったコスチュームをどうしようと悩んでいました。

 せっかく作ったのだから皆さんにお届けしたい。3DSには「いつの間に通信」という機能があります。その機能を使ってゲームを買ってもらった皆さんに無料で配信することにしました。実は最初から計画したことではなかったんです。

 こうしている今も一日1コスチュームを配信中ですので皆さんもぜひ受け取ってみてください。

 −−ファンへ一言お願いします。

 本作は5年ぶりの「デッド オア アライブ」です。多くの方が待っていていただいたからこそ「復活」を果たすことができました。

 本シリーズの主人公「かすみ」の声優さんは「DEAD OR ALIVE 3」から変更になっているんですが、それ以前に「かすみ」を担当していただいた方にも本作では「復活」いただきました。どんな役で登場しているのか、ゲーム中でご確認いただければと思います。

 「DEAD OR ALIVE」や「DEAD OR ALIVE 2」のころに、本シリーズを触っていただいた方でしたら喜んでいただけると思います!

 コーエーテクモゲームス Team NINJA プロデューサー&ディレクター 早矢仕洋介

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