実写映画化される「忍たま乱太郎」(三池崇史監督)のプレミアイベントが3日、複合商業施設「ラゾーナ川崎」(川崎市幸区)で行われ、主演の加藤清史郎君(9)が登場した。加藤君は、「小さいころからアニメの『忍たま乱太郎』を見ていて、将来の夢が忍者になることだったので乱太郎の役ができてすごくうれしかったです。主役は初めてだったので少し緊張しましたが、すごく楽しかったです!」と笑顔であいさつした。
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原作は、86年から朝日小学生新聞で連載されている尼子騒兵衛さんのギャグマンガ「落第忍者乱太郎」(朝日新聞出版)で、今回が初の実写化。コミックスは48巻で累計800万部を突破、93年からNHKでアニメが放送されている。映画は、戦国時代の忍術学園を舞台に、一流忍者を目指す主人公・乱太郎(清史郎君)やきり丸(林遼威君)、しんべヱ(木村風太君)ら「一年は組」の生徒たちの奮闘を描く。「ヤッターマン」(09年)や「十三人の刺客」(10年)などを手がけた三池監督がメガホンをとった。生徒役の8~10歳の子役を含めキャストは総勢80人以上で、10年夏に京都府や滋賀、兵庫県でのロケを行った。
イベントには、林君、木村君、三浦貴大さん(土井先生役)、檀れいさん(乱太郎のかあちゃん役)、松方弘樹さん(稗田八方斎役)、石垣佑磨さん(土寿烏役)、三池監督が登場した。林君は、「『一年は組』の中でハイパーヨーヨーがはやってたので、みんなでやってました。清史郎君とは控室で撮影ごっこをしてました」とにぎやかな撮影現場であったことを明かした。松方さんは、「子供たちがやかましかった。助監督にずいぶん怒られていた。(子供たちは)言うこときかないんですよ。撮影に来てるんだか遊びに来ているんだか、そんなこともありましたけど」と暴露する場面もあった。
檀さんは「私の目から見て、乱太郎君(加藤君)は緊張したようには見えなくて、暑い中一生懸命演じている姿が印象的でした」と絶賛。三池監督は、「食堂のおばちゃんを演じた(出演者の)古田新太さんが、アカデミー賞の助演男優賞をもらってもいいくらい完璧なおばちゃんぶりだったです。八方斎(松方さん)と学園長(平幹二朗さん)の温泉場でのガチバトルがあって、そのシーンが撮れて本当に幸せだなと思いました。ぜひお見逃しなく!」とアピールした。
加藤君は、「この映画は、僕も子供なんですけど……、子供から大人まで楽しめる映画です。友だちとかを誘って劇場に遊びに来てください」と呼びかけた。23日から全国でロードショー。(毎日新聞デジタル)
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