声優の平野綾さんが11日、赤坂ACTシアター(東京都港区)で初日を迎えた舞台「嵐が丘」の公演前の会見に登場した。「激しく誰かを愛したことがあるか」という舞台のテーマにかけて、激しい愛のエピソードを聞かれた平野さんは「これからですね」と苦笑い。一緒に登場したヒースクリフ役の河村隆一さんとエドガー役の山崎育三郎さん2人からもし求愛されたらどちらを選ぶかとの質問にも、照れながら「(どちらも)断れないですよー」と困り顔だった。
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舞台はエミリー・ブロンテの古典名作を原作としたミュージカル。イングランド北部のヨークシャーで、荒野にそびえ立つ「嵐が丘」の主人・アーンショウが旅先から孤児・ヒースクリフを連れ帰る。アーンショウは息子のヒンドリーと娘のキャサリンに、ヒースクリフを家族の一員に加えると告げる。一家の一員となったヒースクリフは、ヒンドリーから憎まれ、虐待を受けていたが、キャサリンとは仲良くなり、2人で丘に登っては夢を語り合った。時がたち、裕福な隣家リントン家のエドガーに求婚されたキャサリンは、ヒースクリフのことを思うが、誤解したヒースクリフは嵐が丘から姿を消してしまう……というストーリー。演出は西川信廣さん、脚本は飯島早苗さんが担当する。
会見には、河村さん、山崎さんのほか、平野さんと一緒にキャサリン役にダブルキャストで出演する安倍なつみさんも登場。安倍さんは河村さんの印象について「(イメージは)ルナシーでしたが、(共演すると)本当に自然体というかムードメーカー。現場では『隆ちゃん』って呼んでます(笑い)。お兄ちゃんみたいな」と語り、仲の良さをアピールした。
舞台は、東京公演が11~24日に赤坂ACTシアターで、大阪公演は27~31日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪市北区)で上演予定。(毎日新聞デジタル)