石原さとみ:初声優のポケモン「将来子供に見せたい」 でも結婚願望は「まだ薄い」?

劇場版アニメ「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム」「ビクティニと白き英雄 レシラム」のゲスト声優を務め、インタビューに応じてくれた女優の石原さとみさん
1 / 1
劇場版アニメ「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム」「ビクティニと白き英雄 レシラム」のゲスト声優を務め、インタビューに応じてくれた女優の石原さとみさん

 女優の石原さとみさんがゲスト声優として出演する劇場版アニメ「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム」「ビクティニと白き英雄 レシラム」が16日から2作品同時公開される。ポケモンの声優初参加に「世界で愛されている作品に携われて、本当に幸せなことだと思う」と語る石原さんに話を聞いた。(毎日新聞デジタル)

あなたにオススメ

 今回の最新作は、「大地の剣」と呼ばれる城を中心に広がる街・イッシュ地方のアイントオークが舞台。かつて「大地の民の王国」として栄えたが、現在は衰退してしまっていた。この街で、バトルに参加したサトシやピカチュウたちは、人やポケモンに不思議なパワーを与える幻のポケモン「ビクティニ」に出会う。アイントオークの復活を願う大地の民の末えいのドレッド・グランギルは、ビクティニのパワーを利用して大地の剣を動かそうとたくらみ、その影響で街は、かつてない異変に巻き込まれてしまう……というストーリー。「ビクティニと黒き英雄 ゼクロム」「ビクティニと白き英雄 レシラム」では、それぞれ異なるエンディングが用意されている。石原さんはドレッドの妹・カリータ役で2作品に出演する。

 今回声優のオファーを受けたとき、石原さんは不安に思ったようで「(声優は)難しいことは知ってました。ドラマや映画だと、メークだったりスタイリストだったり、セットだったり、周りの環境に助けられる部分があるんですが、未完成のものに声をあてるって、なんて難しいんだろうと。なおかつポケモンは私でも小さいころから知っているので、大丈夫かなって」と振り返った。声優に対しては「まだ全然慣れないですね」とぽつり。「今までちょっと違うジャンルなのかなと思っていたし、本当に難しいかったんですけど、今回長時間指導していただいて、ちょっと欲が出てきました。またやりたいという気持ちに。難しさイコール面白さだと思うので」と女優と違うやりがいを見つけたようだ。

 演じたカリータについては、「大地真央さん演じるお母さん(ジェンタ)とか、つるの剛士さん演じるお兄ちゃん(ドレッド)とかに対する愛情が深くてやさしい女の子なんですけど、そういう一面がありながらも、大きくて、激しく、かっこいいポケモン『サザンドラ』を操れるぐらい活発な女の子ですね」と分析。実際演じてみて、「難しいですね。女の子らしいんですけど、声を低く作ってたりして、力強さとか元気みたいなものを表さなきゃいけないのに、ちょっと弱々しくなってしまったり……。監督からの指導が多かったですね」と苦労を語っていた。

 ポケモンの中の好きなキャラクターはという質問に石原さんは「ピカチュウ! 一番かわいい! 本当にかわいくて、さっき大きい着ぐるみのピカチュウに会ったんですが、ぴかいちかわいいなって。本当に世界の皆さんに愛されている理由が、わかりました。気づくのが遅いぐらい」と笑顔で語ってくれた。すっかりポケモンにはまったようで、実写版ポケモンのオファーがあったらという問いには「カリータにしていただきたい!」と即答。「ピカチュウでなく人間で(笑い)。今回の物語を実写化した場合はカリータでお願いしたいですね」と目を輝かせながら答えてくれた。

 将来、自分の子供に今回の出演作品を見せたいと笑顔で語ってくれた石原さん。「谷原(章介)さんやつるのさんと話してても、奥さんの話とか、お子さんの話をされていて、何か子供を楽しませたいんだろうけど、大人の2人も相当楽しんでるんですよ。だから、子供が生まれたことによっての、大人の楽しみ方も新しく開けるんだなって知りました。ポケモンは本当に勇気のわく、夢のある作品なので、時代を問わず、響くものがあるんじゃないかな。その姿勢を変えていないポケモンが長年続いていて、それを証明しているわけで、たとえば10年たって、私の子供が生まれたら、見せたいと思いますね。ポケモンは続いていくと思いますので」と話していた。

 また、結婚願望について石原さんは「(願望は)まだ正直薄いですね。今はあまりイメージがわかないです。結婚とかのイメージは」と語り、「子供が産みたくなるときが結婚するときなのかなって考えはあります。30代のうちには」と胸の内を明かしてくれた。

 最後に今回の映画の見どころについて、「ゼクロムとレシラムのバトルも激しくドキドキできると思いますし、ビクティニのかわいらしくせつない感じを見てホロッてしていただきたいですし、今の時代だからこそ、大人の皆さんも見たら、ふと気づくことがあると思います。勇気のわく、感動的な作品ですので、劇場で楽しんで見てほしいです」とアピールした。映画は16日から全国東宝系で2作品同時公開予定。

 <プロフィル>

 いしはら・さとみ 1986年東京都生まれ。02年の第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン 「ピュアガール2002」でグランプリを受賞。 翌年、映画「わたしのグランパ」の ヒロイン・五代珠子役でデビューし、その後もドラマや映画などで女優として活躍中。趣味は琴、テニス、ピアノ。

アニメ 最新記事