サッカー元日本代表の中田英寿さんや日本代表の長友佑都選手、元フランス代表のジネディーヌ・ジダンさんなど、世界的なサッカー選手の東日本大震災被災地への直筆応援メッセージの入った写真パネルやゆかりのアイテム、スポーツ雑誌「Sports Graphic Number」(文藝春秋)の特設ポートレートなどを展示するイベント「Numberと考えるフットボールのチカラ~世界のフットボーラーによる復興へのメッセージ展~」が東京・丸の内のオフィスビル「丸の内ビルディング」(通称・丸ビル)1階のマルキューブで開催した。8月17日まで。
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同イベントは、丸ビルを保有する三菱地所が進めている東日本大震災復興支援活動「元気!FOR JAPAN.」の一環として、同社と「Sports Graphic Number」から8月11日に刊行する同誌臨時増刊号「フットボールのチカラ」と連動し、著名サッカー選手ゆかりのアイテムや被災地への応援メッセージ入り写真パネルなどの展示を通じ、復興へのエールを送る内容となっている。
会場には、中田さん、長友選手、ジダンさんのほか、日本代表の香川真司選手、川島永嗣選手、韓国元代表の朴智星(パク・チソン)選手、イタリア代表のジャンルイジ・ブッフォン選手、スペイン代表のアンドレス・イニエスタ選手、日本女子代表の丸山桂里奈選手など、写真パネル20枚以上を展示。また、中田さんや川島選手ら8選手のサイン入りサッカーボールや、香川選手、朴選手、ブッフォン選手、元イタリア代表のロベルト・バッジョさんなどのサイン入りユニフォームも展示され、これらの一部アイテムは8月11~17日に特設サイト内で行われるチャリティーオークションに出展される。売り上げは日本赤十字社を通じ、被災地に寄付される予定。
同誌の過去の特集ページをまとめてスライドショーにした映像や、日本初公開となる元イングランド代表のデビッド・ベッカム選手の被災地に向けた応援メッセージ動画などを流すコーナーも設置され、訪れた多くの来場者が映像に見入っていた。
展示のほか、サッカー解説者の福西崇史さんや前園真聖さんなどを講師役にフットボールをテーマに“授業”を行う「ナンバー学校 in 丸の内~フットボール編~」(8月6日のみ)などのイベントも開催。丸ビルだけでなく、複合商業施設「丸の内オアゾ」でも被災地とサッカーをテーマにした写真展を開く。
三菱地所ビルマネジメントの小武秀彰さんは「丸の内から、被災地のためにスポーツを通じてメッセージを届けようじゃないかということで今回このイベントが実現した。被災地に元気を届けたい」と語り、期間内で約10万人の来場者を見込んでいる。(毎日新聞デジタル)