吉本興業の「あなたの街に住みますプロジェクト」で「山形県住みます芸人」の三浦友加さんが8日、山形県新庄市から「しんじょさ、あべ!(新庄に行こう!)部長」に任命された。東京都新宿区の吉本興業本社で行われた任命式には、三浦さんやお笑い芸人の今田耕司さん、司会に藤井隆さんが登場。今田さんを慕う芸人たちで構成される「今田軍団」のお抱えシェフで、普段からかわいがっている後輩だという三浦さんについて、今田さんは、「料理が上手だし気配りがすばらしい!すてきな女性だと思う」と絶賛。すかさず記者から「今田さんと(三浦さんの)いい話が聞ける?」と聞かれると、「2万パーセントない!三浦ちゃんがロシア人だったらよかったのにな……」と本音をもらしていた。
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藤井さんは、「もしかしたら(今田さんは三浦さんとうまくいって)山形から通勤されることになるかもしれませんね」とニヤリ。藤井さんの悪ノリに、三浦さんもノリノリの様子で、今田さんと腕を組み、指を立て、“結婚会見”風のポーズに、今田さんは、「この爆笑、魅力的やなー!」とくやしがっていた。
今回発表されたプロジェクトは、三浦さんが「しんじょさ、あべ!(新庄に行こう!)部長」として、各町内から20台の山車が参加する新庄まつりの山車制作に参加するほか、新庄の食・農をアピールするイベントに参加し、新庄を盛り上げていくというもの。任命式には、山尾順紀・新庄市長や吉本興業の吉野伊左男会長、前神奈川県知事で吉本所属の松沢成文さんが登場した。三浦さんは、「山形にはおいしいものがたくさんあります。お米、ラフランス、さくらんぼ、米沢牛……それから、新庄納豆!」と笑顔でアピール。部長としての“初仕事”として三浦さんは、山形県産の食材で作られた芋煮を今田さんらにふるまった。料理上手と知られる三浦さんの手料理に、「うまっ!」と一同絶賛だった。
三浦さんは、「しんじょさ、あべ!(新庄に行こう!)部長」に任命されたことについて、「(三浦さんも参加予定の)新庄まつりは、小学生から高校生、社会人も休むんです。3日間祭りに命をささぐ。そんな熱い新庄市民のみなさんとふれあう機会ができて光栄に思っています!」と喜んだ。また、新庄市周辺で歌われてきた民謡・新庄節の“一部”を披露した三浦さんは、「民謡は山形に住み始めて習い始めたんですが、1カ月後に全国大会があって、決勝まで進出できたんです」と報告。「新庄節の大会も今度あるので、優勝めざして市長さんに習いに行きたいです!」とラブコール。三浦さんに続き、見事な新庄節を披露した山尾市長は、「まかせてください!」と笑顔を見せた。
同プロジェクトは、吉本興業の「100周年プロジェクト」として、お笑い芸人が1組ずつ全国47都道府県に住み、地元密着の活動をするというもの。「自分の街や地域を良くしたい!」という思いを全国から募集し、7月31日の時点で376件の応募があったという。現在は、「町おこし」「知名度アップ」「商品開発」「伝統保存」などの案件をプロジェクト発足に向けて調整しているという。第1弾プロジェクトは、「愛知県犬山市」で2日に発表されていた。(毎日新聞デジタル)