M-1グランプリ2024 決勝戦
決勝戦 FIRST ROUND 前半戦 1~5組目
12月22日(日)放送分
プロアマ問わずコント日本一を競う「キングオブコント2011」(TBS系)の準決勝が25日と26日の2日間、赤坂BRITZ(東京都港区)で行われ、最終日の26日にセミファイナリスト68組の中から、決勝進出の8組が決定した。その後の会見では、TBSの加藤シルビアアナウンサーと「R-1ぐらんぷり」10年王者のあべこうじさんが司会を務め、ファイナリストの発表のほか、勝負の行方を左右するネタ順の抽選も行われた。ネタ順は「トップリード」「TKO」「ロバート」「ラブレターズ」「2700」「モンスターエンジン」「鬼ヶ島」「インパルス」の順。
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初めに名前を呼ばれた「ラブレターズ」の溜口祐太朗さんは、ステージ上でしゃがみ込むほど決勝進出に驚きながらも「無名枠として頑張ります。僕たちを誰も知らないと思うんで、思いっきり暴れるだけ暴れたいと思います」と意気込み、「鬼ヶ島」の野田祐介さんは「やったー! 13年間頑張ったかいがあります」と万歳をして喜んだ。「トップリード」の2人は決勝進出を視野に入れていなかったのか、他の仕事のために現地を離れており、代わりにマネジャーが登壇するというハプニングがあった。
ネタ順の抽選会では、2回連続1番を引き当てていた「TKO」の木本武宏さんが「あの感じは、もうやめよう!」といい、木本さんに代わって、木下隆行さんがくじで2番を引いた。3年連続1番を免れた木下さんは「(1番じゃないのは)全然違う!」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。1番を引き当ててしまったのはタレントの代わりにマネジャーが会見に出席していた「トップリード」で、マネジャーは顔を押さえて「ごめーん! トップリード、ごめん!」と謝っていた。
決勝について、最も芸歴の長い「TKO」の木本さんは「3度目の正直。今年は20周年で、40になる歳なので、優勝できなかったら松竹やめます。フリーになります」と引退宣言が飛び出し、優勝したら「2人で飲みに行ったことがないので飲みに行く資金にします」と笑顔を見せた。「ロバート」の秋山竜次さんは「優勝しなかったら、(メンバーの山本博さんを)マジで切ろうかな」と、分裂をほのめかし、「分裂したくないから、絶対優勝!」と意気込んだ。優勝賞金の使い道について「インパルス」の板倉俊之さんは「ヘリの免許が取りたい。相方(堤下敦さん)を乗せてあげて、上空から落とす」とブラックジョークで場を盛り上げ、堤下さんを怒らせていた。
08年から始まった「キングオブコント」は、10年にラストイヤーを迎えた漫才日本一を決める「M-1グランプリ」、ピン(1人)芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり」などと並ぶお笑いコンテスト。2人以上のユニットなら芸歴の制限なく出場可能。プロのみ即席ユニットでの出場は不可だが、アマチュアであれば、即席ユニットでも出場できる。08年大会では「バッファロー吾郎」が初代キングに、09年は「東京03」が2代目キングに、10年は「キングオブコメディ」が3代目キングに輝いた。今年は3026組がエントリーし、6月の東京での1回戦を皮切りにスタートした。
決勝戦は「ダウンタウン」と出水麻衣アナウンサーが司会を務め、昨年と同様ファイナリスト全員が2ネタを披露する。決勝戦の模様は9月23日にTBS系で午後7時から3時間、生放送される予定。(毎日新聞デジタル)
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