瀬戸康史:初の番組ナビゲーター役 お菓子作りにチャレンジ NHK新番組「グレーテルのかまど」

会見に登場した瀬戸康史さん
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会見に登場した瀬戸康史さん

 俳優の瀬戸康史さん(23)がNHKの新番組「グレーテルのかまど」で初めて番組ナビゲーターを務めることが決まり、このほど東京・渋谷の同局で開かれた会見に出席。童話「ヘンゼルとグレーテル」の末裔(まつえい)が現代に暮らしていたら……という設定で、ナビゲーターのヘンゼル役として出演し、毎回お菓子作りに挑戦する瀬戸さんは「忙しい女性や、一人で頑張っている女性の癒やしの場のような番組になれたら」と抱負を語った。

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 番組は、仕事や子育てに追われる女性のため、著名人やキャラクターにまつわるお菓子のエピソードとそのオリジナルレシピを紹介する。7月に放送されたパイロット版では「向田邦子の水羊羹(ようかん)」をテーマに、作家・向田邦子さんが愛した水ようかんのエピソードを紹介し、その上品な甘みを再現したレシピを基に瀬戸さんが手作りにチャレンジした。「辻調グループ校」がレシピの監修・協力をしており、毎回エピソードに沿った番組オリジナルのレシピを考案している。

 瀬戸さんは「料理を全くできない人間なので、すごく学ぶことも多いですし、発見もたくさんあるので勉強になっています。僕も番組の中で成長できたら」と意気込み、「お菓子を通していろんな人物やいろんなことを紹介する。次にお菓子を食べるときに(今までと)違う味がしたり、違う感覚になったり、そういう感じでお菓子や(紹介する)人物、元気があふれるパワーを広げていきたい」と語った。

 会見にはかまど役でナレーションをする女優のキムラ緑子さん(49)も出席。「かまど役は初体験」というキムラさんは、「視聴者として見ていると、とても優しい気持ちになれて、お菓子に思い入れを持って食べられるんじゃないかと思います。映像もきれいで笑顔になれる。参加させていただいてよかった」と話した。

 放送はEテレで10月8日から毎週土曜午後9時半~同55分。初回は「スヌーピーのチョコクッキー」がテーマで、2回目以降は「パリジェンヌのマカロン」「手塚治虫のチョコレート」「樋口一葉のおしるこ」「アガサ・クリスティのクリスマスプディング」などを予定している。レシピは番組ホームページにも掲載される。(毎日新聞デジタル)

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