ピンク・レディー:復活ツアー“完走”に感無量 にケイ「夢の中」ミー「やって良かった」

全国ツアー「ピンク・レディー Concert Tour 2011“INNOVATION”」の最終公演を行った「ピンク・レディー」のミーさん(左)とケイさん
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全国ツアー「ピンク・レディー Concert Tour 2011“INNOVATION”」の最終公演を行った「ピンク・レディー」のミーさん(左)とケイさん

 70年代後半に一世を風靡(ふうび)し、昨年9月に本格的な音楽活動を再開した女性デュオ「ピンク・レディー」が19日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で全国ツアー「ピンク・レディー Concert Tour 2011“INNOVATION”」の最終公演を開いた。「ペッパー警部」「ウォンテッド」「UFO」「サウスポー」などアンコールを含む全22曲をパワフルに披露、詰め掛けたファンら5000人も一緒になって踊り、熱狂した。コンサート終了後、会見したケイさんは「夢の中にいるよう。すばらしいお客さんがたくさん来てくださった」と感無量で、ミーさんも「本当にどこに行っても温かく迎えてくださって、待っていてくれたんだなという思いで、やってよかったなと思いました」と喜びをかみしめていた。

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 ピンクの羽のロングドレスで登場した2人は、「マンデー・モナリザ・クラブ」でスタート。ミーさんは「(復活後)初めてのコンサートツアーで、本当に不安で始めたんですけど、今日はそのファイナルで、こんなにも……。みなさんで、歌って踊って思いっきりピンク・レディーを楽しみましょう!」、ケイさんも「どこに行ってもすごかったですけど、今日はまた5000人ものお客様がこんなに盛り上がってくださって、本当に幸せです。デビューから35年分の思いをこのコンサートにぶつけていきますので、みなさん受け止めてくださいね!」と呼びかけた。

 2人はピンクのスパンコールの衣装にチェンジして「ペッパー警部」と「ウォンテッド」を熱唱。さらに、白黒の羽のドレスから、黄色のミニドレスへの早着替えも披露するなど“6変化”を見せ、2回のアンコールにも応え、「サウスポー」「ジパング」などを熱唱。息切れする場面もあったが、年齢を感じさせないダイナミックな振り付けと、力強い歌声で、客席のファンを魅了した。ケイさんとミーさんは互いに瞳を潤ませながら、熱い抱擁を交わし、客席に向かって何度も深々とお辞儀を繰り返していた。

 ピンク・レディーは76年、ミー(未唯mie)さんとケイ(増田恵子)さんの2人組でデビュー。数々のヒット曲を世に送り出し、シングルの総売り上げ実績は約1800万枚で、ミリオンセラーを達成したシングルは10曲に及んだ。1981年に解散したが、05年まで期間限定で4度再結成して活動しており、解散宣言からちょうど30年後の昨年9月1日に「解散やめ!」を宣言し、本格的な音楽活動をスタート。昨年12月にはアルバム「INNOVATION」も発売。今回の全国ツアーは、今年5月から、名古屋、広島、岩手など全国22都市24公演を4カ月間にわたって展開、合計5万人を動員した。(毎日新聞デジタル)

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