日本テレビの人気番組「行列のできる法律相談所」（毎週日曜午後9時）のアシスタントを9年間務めてきたフリーアナウンサーの松本志のぶさんが、11月で番組を卒業することが28日、明らかになった。2代目のアシスタントには、4月に入社したばかりの新人、徳島えりかアナウンサーを抜てき。妊娠7カ月の松本アナは「『行列』という番組は、アナウンサーとしても、そして、松本志のぶとしても特別な場でした。この9年、感謝の気持ちでいっぱいです」と“卒業”の感想を語っている。

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　”卒業”は10月16日に放送される2時間半スペシャル「重大発表スペシャル＆佐渡島国際トライアスロン」の収録中に、“重大発表”の一つとして明かされたもの。松本アナと後任の徳島アナは、“研修期間”として11月20日の放送まで共演という形で2人でアシスタントを務め、同27日の放送から徳島アナが一人立ちする予定。なお、長年司会を務めていた島田紳助さんの芸能界引退後は、東野幸治さん、「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん、「フットボールアワー」の後藤輝基さんが司会を務めており、同スペシャルでは東野さんが司会を担当している。

　入社6カ月の徳島アナは、88年東京生まれで慶応大法学部卒。7歳から15年間、クラシックバレエを続け、漢字検定2級、ビジネス文書検定2級、世界遺産検定2級などさまざまな分野の資格を持つ一方で、AKB48などのアイドルのDVDを見るのが趣味という変わり種の個性派。9月から同局の情報番組「ZIP！」の「SHOW BIZ」コーナーを担当しているほか、深夜番組「iCon」「芸人報道」などにも出演しキャリアを積んでいる。徳島アナは「まずは、番組の中で与えられた役目をきちんとこなして、松本さんからのバトンをうまく引き継げたらと思っています」と意気込みを語っている。

　松本アナは、02年の番組開始当初から同局アナウンサーとしてアシスタントを担当。フリー転向後も引き続きアシスタントを務め、今年8月21日の放送で、妊娠6カ月と発表していた。「卒業となりますが、ただ寂しくて泣くというのとは違いまして、3分の1寂しい。3分の1このおなかでここまでできてほっとしている。3分の1自分の人生における楽しみが広がっているというのが今の心境です」とコメント。後任の徳島アナについては「徳島アナは大丈夫ですよ。何の心配もない。すごくしっかりしているといううわさを聞いているので……」とエールを送っている。卒業が発表された模様は、10月16日午後9時から放送される。（毎日新聞デジタル）