11年度上半期(3月29日~9月26日)の家庭用ゲーム市場規模が、前年同期比で約15%減の1584億円にとどまったことがゲーム誌大手のエンターブレインの調べで明らかになった。100万本以上売れたミリオンタイトルが一本もなかったことに加え、新型携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の不振で伸び悩んだ格好だ。
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ハード部門は前年同期比97.6%の597億円で、最も売れたゲーム機は「ニンテンドー3DS」の112万台。「プレイステーション・ポータブル」が87万6000台で続いた。3DSは、DSシリーズと比べて高額の2万5000円という価格や、タイトル不足に加え、発売直後の3月に東日本大震災が起きた影響もあり、売れ行きが鈍化。4月以降も回復せず、発売から半年足らずで1万円の大幅値下げに踏み切った。なお、据え置き機では「プレイステーション(PS)3」の60万6000台が最高で、「Wii」が29万2000台、「Xbox360」は4万7000台だった。
ソフト部門は前年同期比78.7%の986億円で、341万本を売り上げた「ポケットモンスターブラック・ホワイト」(ポケモン)があった前年と比べて大幅に減少。PS3用ソフト「テイルズ オブ エクシリア」(バンダイナムコゲームス)の59万本が最高で、ニンテンドーDS用ソフト「ドラゴンクエストモンスターズジョーカー2 プロフェッショナル」(スクウェア・エニックス、51万本)、Wii用ソフト「みんなのリズム天国」(任天堂、48万本)と続いた。(毎日新聞デジタル)
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