ダウンタウン:コント番組で10年ぶりに共演 NHK「松本人志のコント MHK」初回

NHK「松本人志のコント MHK」で10年ぶりにコント番組で共演した「ダウンタウン」の松本人志さん(左)と浜田雅功さん=NHK提供
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NHK「松本人志のコント MHK」で10年ぶりにコント番組で共演した「ダウンタウン」の松本人志さん(左)と浜田雅功さん=NHK提供

 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(48)が14年ぶりにレギュラー出演するNHKのコント番組「松本人志のコント MHK」の11月5日の初回放送で、相方の浜田雅功さん(48)が出演することが3日、明らかになった。コント番組でのコンビの共演は10年ぶり。

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 番組は松本さんが企画・制作・構成を手がけ、撮り下ろしたコントを放送。各回29分で2本のコントを放送するが、初回はそのうちの1本「オンリー」に浜田さんが出演する。「オンリー」とは、映画やドラマ、CM等の撮影時にせりふだけを別収録することをいう。コントの舞台は、とあるCM撮影スタジオ。まもなくオールアップとなる浜田雅功(浜田さん)にディレクター(松本さん)が“オンリー”をリクエストする。たった一言のせりふだったがディレクターの「OK!」がなかなか出ない。ディレクターのイメージするニュアンスは伝わらず、かみあわない収録が続く……という構成。

 共演のきっかけは、番組の企画会議の中で、コント「オンリー」のストーリーが誕生し、CMに出演する囚人役を誰にしようかという議論の中、松本さんが「浜田かなあ……」とつぶやいたことからだった。「そりゃそやろ~!」と一同大興奮し、もはや浜田さん以外考えられないスタッフは、浜田さんの名前を入れた台本を作成。次の会議のときに松本さんに手渡すと、「浜田にしか見えなくなってしもたやん」と答え、共演が一気に現実味を帯びた。その後、放送作家の高須光聖さんを通して浜田さんにオファーを伝え、コントのストーリーを聞いた浜田さんは「俺が松本に振り回されればええんやな。これなら大丈夫やろ」と出演を快諾したという。

 収録は9月30日にNHK放送センター(東京都渋谷区)で行われた。本番直前にコメント直しをして、1時間押しで収録がスタートした。ギリギリまで、“笑い”へのこだわりをじっくりと積み上げてきた結果が納得のコントに仕上がったという。

 初回のもう1本のコントは「メイの冒険」で、英語を“音”としてとらえ、じわじわとこみあげる不思議な笑いを生み出した。日本語と英語の対比、日本語と英語のコラボレーション……。そのおかしさを、NHK教育番組でおなじみの「影絵」を通して、松本さんが独自に表現している。英訳はチャド・マレーンさんで、影絵の操演は劇団かかし座が担当する。

 同番組の松井修平プロデューサーは「毎回、あまりにも多種多様なカラーのコントが登場するので、視聴者の皆さんにとって、必ずしも全部が全部面白いとは思わないかもしれません。また、今世の中に氾濫している、アドリブで笑いを提供する番組ではないので、人によっては見慣れないと感じるかもしれません。それだけ、毎回新しいことに挑戦しているし、めちゃめちゃ冒険しています。次はどんなコントが登場するのか、ドキドキしながら楽しみにしてください」とメッセージを送っている。

 番組は11月5日から毎月第1土曜の午後11時半~同59分に放送する。全5回。 (毎日新聞デジタル) 

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