ダチョウ倶楽部:16年ぶり楽曲発売 元イエモン吉井と音楽ユニット結成で目標は紅白?熱湯風呂?

新ユニット「masa−yume」の(左から)吉井和哉さん、寺門ジモンさ、上島竜兵さん、肥後克広さん
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新ユニット「masa−yume」の(左から)吉井和哉さん、寺門ジモンさ、上島竜兵さん、肥後克広さん

 お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」が、ミュージシャンの吉井和哉さんと音楽ユニット「masa−yume」を結成し、11月16日にデビュー曲「マサユメ」をリリースすることが24日、明らかになった。吉井さんが以前から交流のあった同トリオにオファーして実現したユニットで、吉井さんが作詞・作曲・編曲を手がけ、4人がボーカルを務める。23日、メンバーはそろって東京都内で取材に応じ、肥後克広さんが「オレは(紅白出演の)夢をかなえる」と切り出し、続けて寺門ジモンさんが「オレも」と手を挙げ、得意の“どうぞどうぞギャグ”を披露しようとしたが、吉井さんはスルーし、ダチョウ倶楽部の3人をあたふたさせていた。ダチョウ倶楽部が楽曲を発売するのは95年9月の「ガンバレ!アインシュタイン」以来、約16年ぶり。

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 「masa−yume」は、10年12月に吉井さんが自身のブログに「ダチョウ倶楽部とバンドをやることになる夢を見ました(笑 クリスマスにいい夢を見ました。曲はGREEN DAYみたいで結構カッコよかったよ もう忘れちゃったけど」と書きこんだことをきっかけに誕生したユニット。ダチョウ倶楽部が、08年12月に吉井さんのライブに参加するなど交流があり、吉井さんは04年、バンド「THE YELLOW MONKEY」を解散後、ユニットを結成するのは初めて。デビュー曲「マサユメ」は、重厚なミクスチャーロックサウンドに、ダチョウ倶楽部のギャグ「聞いてないよ」「訴えてやる」などがラップ調で使われている。

 メンバーの肥後さんは「大みそかは、空けていますから、行きますよ」と「NHK紅白歌合戦」への出演に意欲を見せたが、吉井さんは「どこへ?」とあまり乗り気ではないそぶり。しかし、吉井さんは「ダチョウ倶楽部のギャグにロックを感じるし、ブルースっぽい。ギャグがリリックになる。(上島竜兵さんは)すごくリズムがいいんですよ。自分のリズムに似ている」と絶賛。上島さんは「オレもそう思った……」と少し照れている様子だった。またデビュー曲「マサユメ」について吉井さんは「曲調は、レッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)です」と自信を見せた。寺門さんが「レッチリ、知ってる?」と上島さんに聞くと「新しく発売されたハンバーガー?」とボケて、吉井さんを苦笑させていた。

 今後の展開について、肥後さんは「4人で熱湯風呂とかを見られるかもしれない」と発言。吉井さんは「ないですね」と否定しつつも「4年後にバラードでもやりますか?」と話し、上島さんは「やりますよ」と力強く答えていた。さらに、上島さんは「野田(佳彦首相)さんにも聞いてほしいです」と野田首相ネタを披露し、楽曲をアピールしていた。

 「マサユメ」は、再生専用のバッジ型音楽プレーヤー「PLAYBUTTON」に収録され、タワーレコードのみで数量限定で販売される。2曲入り、1500円。(毎日新聞デジタル)

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