テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)で8日から開幕する「ユニバーサル・ワンダー・クリスマス」のプレイベントが7日開かれ、プロフィギュアスケーターでトリノ五輪金メダリストの荒川静香さんとボクシングWBC世界ミニマム級王者の井岡一翔さんが登場。約26万個の電飾数でギネス世界記録に認定された“世界一の輝き”を放つクリスマスツリーの点灯ショーを観覧した荒川さんは「(ツリーが)点灯した瞬間は、私のボルテージが上がりました」と興奮気味に語り、井岡さんは「迫力があって、すごくツリーもきれいで、ロマンチックで、ドキドキでした」と答えていた。
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同ツリーは、もみの木、または松を再現した人工式ツリーにおけるクリスマスライトの数で、このほど、ギネス世界記録に認定され、イベントでは、荒川さん、井岡さんの2人の世界王者が同席し、ギネス認定証の授与式が行われた。ツリーを前にして自身が世界一になったときのことを聞かれた荒川さんは「04年(世界選手権)だったんですけど、自分のスケートが認められた瞬間というのは、支えてくれた人の顔が浮かんで、みんなで取った世界一でした。ただ、世界一がゴールでなく、そこからまた新たな一歩を踏み出したいという気持ちでしたね」と当時の心境を振り返っていた。
また、クリスマスの思い出について、スケートリンクにいることが多かったと話す荒川さんは、「若いときは恋人と過ごせたらいいなという気持ちはありましたが、最近は家族そろってパーティーをするのもいいな」と笑顔。今年の予定を聞かれると「(12月)24、25日と大阪で全日本フィギュアスケート選手権なんですよ。解説席に座ってスケートを見られるというのは、ある意味幸せですね」と語っていた。
USJでは、クリスマスイベント期間中、「フォーエバー・ラブ・クリスマス」のほか、人気キャラクターたちのパレード「ハッピー・スノー・パーティー」や、サンタクロースのふるさと、フィンランドのラップランド州公認のサンタクロースとふれ合える企画も実施。イルミネーションが輝く「光のプロムナード」や、10周年を記してエントランスに設置されたバースデーケーキのオブジェなどの華やかな飾り付けと音楽でクリスマスムードを盛り上げる。クリスマスならではのストリートパフォーマンスやレストランでの限定メニュー、ショップでの限定グッズなども多数用意している。イベントは12年1月9日まで開催。(毎日新聞デジタル)