逃亡者 おりん:5年ぶりの続編が12年1月にスタート 青山倫子主演の時代劇

「逃亡者 おりん2」に出演する青山倫子さん(左)と渡辺大さん=テレビ東京提供
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「逃亡者 おりん2」に出演する青山倫子さん(左)と渡辺大さん=テレビ東京提供

 女優の青山倫子さん主演の連続時代劇「逃亡者 おりん」(テレビ東京系)の約5年ぶりとなる続編「逃亡者 おりん2」が12年1月にスタートすることが8日、明らかになった。露出度の高い戦闘衣装や決めぜりふ「手鎖、御免(てぐさり、ごめん)」も健在といい、青山さんは「人間くさい感情を出したり、ほのかなロマンスがあったり、これまでとは違う新たなおりんをお見せできると思います。立ち回りも奇抜なものが多いですし、この後、おりんがどう変わっていくのか楽しみにしていただきたいと思います」と話している。続編には俳優の渡辺大さんが新メンバーとして加入する。また同月に2時間スペシャルドラマ「逃亡者 おりん 最終章」が放送されることも、明らかになった。

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 「逃亡者 おりん」は、06年10月~07年3月にテレビ東京系で放送された。江戸中期の九代将軍・徳川家重の時代、おりんは、家重を守る植村道悦が率いる暗殺組織「手鎖人」の一員として戦っていた。しかし、道悦の野望の操り人形にされていることに気づき、逃亡者となり、道悦と対峙(たいじ)することを決意する。道悦は刺客を送り、おりんの戦いが始まる……というストーリー。時代劇「水戸黄門」(TBS系)などを手がけるC.A.Lが制作したことが話題となった。08年9月には、スペシャルドラマ「逃亡者 おりんスペシャル『紅蓮の巻』」「逃亡者 おりんスペシャル『烈火の巻』」も放送された。

 今回は、スペシャルドラマで、おりんが敵である道悦と幕府徒目付の倉沢弥十郎との対決に終止符を打つまでを描き、連続ドラマで吉原の大火のぬれぎぬを着せられたおりんの新たな逃亡劇を描く。逃亡者となったおりんは、おみねという女性との約束を守るために、ある念書を届けることになる。その念書をめぐって闇の組織「剣草」から狙われ、さらに敵か味方か分からない謎の青年武士・望月誠之助が後をつけてくる……と展開する。新加入の渡辺さんが望月役を演じ、道悦と倉沢弥十郎役は前作から引き続き、榎木孝明さんと宅間伸さんが演じる。

 同局ドラマ制作室の山鹿達也プロデューサーは「おりんの最大の魅力は、人と人のふれあいを情感たっぷりに描く人間ドラマとレオタードに身を包んだおりんの荒唐無稽(こうとうむけい)なアクション。大人の色気が増し、さらに魅力的になった青山倫子さんにぜひご期待ください」と番組をアピール。「震災以降、さまざまなことが停滞するムードの中、どんなつらい宿命を背負っても、決して目を背けずに戦うおりんの生き方は、多くの視聴者の心をつかむと確信しています」とコメントしている。

 「逃亡者 おりん2」は全11回で、12年1月に放送をスタートする。「逃亡者 おりん 最終章」も同月放送される。(毎日新聞デジタル)

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