モデルで女優の山田優さんが10日、東京都千代田区の劇場「シアタークリエ」で初挑戦となる舞台「ヴィラ・グランデ青山~返り討ちの日曜日~」の公開げいこに登場。けいこ前に報道陣の取材に応じた山田さんは交際中の小栗旬さんから「舞台に向けてアドバイスはもらった?」と聞かれると「全然。現場でやってます」とコメント。「舞台を見に来てくれそうですか?」には「どうでしょうね~」とにごし、「見に来ていただける方にはみんなに来てもらいたい。初舞台なのでみんなに見に来てもらいたいです」とけむに巻いた。
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作品は、20年前のバブル末期に建てられたマンション「ヴィラ・グランデ 青山」を舞台に描かれるシニカル・コメディー。民谷史章(竹中直人さん)とその友人で仕事仲間の陣野圭作(生瀬勝久さん)は20年間にたくさんの仕事を共にした仲だった。しかし、2年前に陣野が民谷のセンスを「時代遅れだ」と評したことから2人は仲違いしてしまい、以来ろくに口もきいていない。そんな中、陣野は突然民谷から連絡を受けた……陣野の部屋を借りる美女・早坂津弓(山田さん)、民谷の娘・蓮(谷村美月さん)、突然民谷に会いにきた謎の青年・日野康也(松下洸平さん)、マンションの管理人・岡根三知男(田口浩正さん)が巻き込まれながら物語は展開していく。竹中さんと生瀬さんの演劇企画で、倉持裕さんが作・演出を担当する。
会見には、竹中さんと生瀬さんも登場。竹中さんからの“ご指名”で舞台初挑戦となった山田さんは、「竹中さんとご飯を食べているときにお話いただいて。『ぜひやらせてください!』という感じでした」と笑顔を見せた。竹中さんは、「『のだめカンタービレ』の舞台あいさつで、『どうしよう、どうしよう』と落ち着かないゆうちゃんの姿を見て、舞台を一緒にやったら楽しいだろうなと思った」と説明した。
今回の舞台は、竹中さんが監督を務めた映画「山形スクリーム」(09年)に出演した生瀬さんから、「2人芝居をやりたい」とラブコールを受けたことがきっかけで実現したという。竹中さんは、「面倒くせーな!と思いました。うそうそ、俺でいいのってうれしかった」と振り返ると、生瀬さんは「当たって砕けろという感じで言っておかないと後悔すると思った。3年越しにかないました」とにっこり。生瀬さんは「本当は2人芝居がよかったんですけどね。僕はあきらめていません!」と宣言すると、竹中さんは「2人は絶対に嫌だ」と断固拒否し、笑いを誘っていた。
山田さんは劇中でジャズナンバー「Misty」を披露する予定で、「はじめてジャズを歌っているんですが、一番緊張するポイント」と明かすと、生瀬さんは「けいこ場で聞こえてくると、ニューヨークにいるような感じ。すてきです」と絶賛していた。舞台は「シアタークリエ」で11~27日に上演するほか、大阪、福岡、名古屋など全国8都市で上演予定。(毎日新聞デジタル)