肺結核による療養生活から復帰したタレントのJOYさんが22日、がんで余命宣告を受けた青年の姿を描いた米映画「50/50(フィフティ・フィフティ)」(ジョナサン・レヴィン監督)の公開記念イベントにゲストで登場。入院中に見舞いに来たタレントのユージさんから、大ファンというAKB48の高橋みなみさんのサインと「早く元気になってくださいね」とのメッセージが書かれたCDを手渡されたというエピソードを明かし、「それで乗り越えられた。枕元に置いてしょっちゅう見てました。退院してから(本人に)『ありがとう』と言いましたよ。これ運命なんじゃないかな。運命的なものを感じてますよ!」とラブコールを送った。
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この日のイベントでは、映画のタイトルにちなみ、当たりとはずれの二つのくす玉が用意され、見事当たりを引き当てたJOYさんは、外国人の“美女ナース”から熱烈なキスを受け、「もう、たまんねー! やばいですね。興奮しちゃった。外国の病院に入院すればよかったかな」とデレデレ。病院にはベテランナースばかりだったと嘆きながらも、「でも、43~44歳くらいまでなら行けます。年上好きなんですよ。『しょうがないわね』って転がされるスタンスで」と明かし、高橋さんとの交際の可能性を問われると、「カップルになれる確率? 100対0ですよ。フィフティ・フィフティならいいけど、(JOYさんに)全然興味ないんでね」と嘆いていた。
入院中には、お笑いタレントのエハラマサヒロさんが病室でネタを披露してくれたりと、友人や家族らに支えられたというJOYさんは、「励ましてくれる友だちもいたし、親もすごく心配してくれて。ひとりじゃ生きられないと思った。生かされてるんだなと思いましたね。映画と同じで」と感謝。映画については『共感してしまう部分もすごく多かった。がんがテーマなんで重いのかなと思って見たら、ユーモアもあって楽しんで見られた。ぼくも悲観的にならずに生きてこうと思える作品」とアピール。自身の今後については「無理をしすぎず、体調を悪くするリスクを減らしながらがんばりたい」と笑顔で語っていた。
「50/50」は、がんを克服したウィル・レイサーさんが実体験を基に書き上げた脚本を映画化。親友である酒も飲まず、たばこも吸わない27歳の青年・アダムが突然、5年生存率50%という余命宣告を受ける。生活環境は一変し、会社の同僚はよそよそしくなり、恋人も看病の重圧に負けそうになるなど、今までどおりに接してくれたのは親友のカイルだけ。アダムはカイルとともに病気をネタにナンパしたり、がんの日々を笑い飛ばそうと試みるが、やがて進行する病魔に平穏を装うことができなくなり……というストーリー。12月1日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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