宮崎あおい：“年内離婚”語らず薬指に指輪なし　妻役2作で主演女優賞を受賞

　俳優の高岡蒼佑さんとの年内離婚が報じられている女優の宮崎あおいさんが28日、東京都内で行われた「第24回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」（日刊スポーツ新聞社主催）の授賞式に出席。「ツレがうつになりまして。」「神様のカルテ」の2作品で妻役を好演し、主演女優賞に選ばれた宮崎さんは「ちょうど10年くらい前に新人賞を受賞して、こうしてまた素晴らしい賞をいただけた。本当にありがとうございました」と喜びを語ったが、左手薬指に指輪はなく、司会の露木茂さんから「ファンには左手の指輪が気になると思うが？」と水を向けられると苦笑いで離婚については語らなかった。来年は「語学をちゃんと勉強したい。きちんとコミュニケーションを取れるようにしたい」と抱負を語っていた。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　授賞式には、映画「ノルウェイの森」「GANTZ」などで主演男優賞に選ばれた俳優の松山ケンイチさん、「一枚のハガキ」で作品賞と監督賞の2冠を獲得した新藤兼人監督、助演男優賞の西田敏行さん、助演女優賞の加賀まりこさん、新人賞の井上真央さん、石原裕次郎賞を受賞した作品「探偵はBARにいる」に主演した大泉洋さんらが出席した。車いすで登場した新藤監督は、次回作について聞かれると「だんだん年を取ってまいりまして、限界かなと思ってますけど、いろんな周囲が許せばもう1本。100歳の映画を撮りたいと思ってます」と力強くコメントし、盛大な拍手を受けた。

　前回の主演男優賞を受賞した妻夫木聡さんから記念盾を贈られた松山さんは、「歴史ある賞をいただいて本当にありがたい。年末にとても気持ちの高ぶるものをいただいて、1年を締めくくることができて幸せ」と喜んだ。主演する12年のNHK大河ドラマ「平清盛」について聞かれると、「絶賛撮影中です。『天地人』と同じスタッフさんも多くて、妻夫木さんが『よろしく』といってくれたお陰で、撮影もスムーズにいっている」と笑顔で語ると、妻夫木さんは「初めて会ったときは無口な男だなと思ったのに、映画の授賞式で『清盛』の宣伝まで」と後輩の成長に目を細め、松山さんは「子どもが生まれてくるし、（女優の小雪さんとの）結婚というのも大きかったなと思います」と笑顔で語っていた。

　各賞のプレゼンターには、妻夫木さんのほか、深津絵里さん（前回主演女優賞）、SMAPの稲垣吾郎さん（同助演男優賞）、蒼井優さん（同助演女優賞）、李相日監督（同作品賞）、三池崇史監督（同監督賞）、仲里依紗さん（同新人賞）ら前回の受賞者が登壇。三谷幸喜監督や女優の石橋杏奈さんら関係者も駆けつけ、各賞受賞者を花束で祝福した。（毎日新聞デジタル）

■各賞の受賞作品・受賞者

作品賞：「一枚のハガキ」（新藤兼人監督）▽監督賞：新藤兼人監督（「一枚のハガキ」）▽主演男優賞：松山ケンイチ（「マイ・バック・ページ」「GANTZ」「うさぎドロップ」「ノルウェイの森」）▽主演女優賞：宮崎あおい（「ツレがうつになりまして。」「神様のカルテ」）▽助演男優賞：西田敏行（「探偵はＢＡＲにいる」「はやぶさ／HAYABUSA」「ステキな金縛り」）▽助演女優賞：加賀まりこ（「洋菓子店コアンドル」「神様のカルテ」▽新人賞：井上真央（「太平洋の奇跡　フォックスと呼ばれた男」「八日目の蝉」）▽外国作品賞：「英国王のスピーチ」（トム・フーパー監督）▽石原裕次郎賞：「探偵はBARにいる」（橋本一監督）▽石原裕次郎新人賞：該当者なし