俳優の竜星涼さん(18)が24日、東京・新宿の劇場「新宿シアターサンモール」で行われた劇団「スタジオライフ」の舞台「OZ−オズ−」の公開ゲネプロに登場した。初舞台で初主演を務める竜星さんは、劇中で3人の男優とのキスシーンに挑戦しており、竜星さんは「最初は本当にキスをするのかどうなのか、最後の方までわからなかった」と明かしながらも、「キスすると聞いて、どうせするなら美しく見えるキスができたらいいなと思っています!」と堂々とアピールした。
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「OZ−オズ−」は、樹なつみさんのSFマンガが原作で、第三次世界大戦後の近未来が舞台。世界が戦乱と混迷を極める中、ある頭脳集団が大戦前に作った、飢えも戦いもない最先端の巨大シェルター「OZ」の伝説がささやかれる。天才少女のフィリシアは「傭兵(ようへい)」のムトー(竜星さん)と、OZへの危険な旅に出る……というストーリー。
ゲネプロ後に行われた会見には、「スタジオライフ」の看板俳優・曽世海司さんも登場。初日を迎え、竜星さんは「こうして初日を迎えられてちょっとほっとしているという部分もありながら、自分の中で課題がかなり見えてきている」と真剣な表情で語り、「(竜星さん演じる)ムトーという役を千秋楽の最後までに成長させて、自分も役者として成長できるかが課題」と力を込めた。
男性俳優のみで構成される劇団「スタジオライフ」について、竜星さんは「男だけというので熱い結束力がある劇団。あったかく迎えてもらった」とにっこり。曽世さんは、「最後のシーンは、彼(竜星さん)の表情がとんでもなくすばらしい。あそこがゴールだとすれば、あそこに向かって走っていけるのは役者としてなにより楽しい」と竜星さんを絶賛した。
竜星さんはこの日が初舞台だったが、舞台「OZ−オズ−」はダブルキャスト公演で、23日~3月12日に新宿シアターサンモール、3月20日に名鉄ホール(名古屋市中村区)、3月22~23日に兵庫県立芸術文化センター(兵庫県西宮市)で公演。(毎日新聞デジタル)