注目映画紹介:「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1」妊娠でやつれるベラ…

「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1」の一場面 TM & (C) 2011 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
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「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1」の一場面 TM & (C) 2011 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 「トワイライト/初恋」(08年)に始まり、「ニュームーン」(09年)、「エクリプス」(10年)と続いてきた「トワイライト・サーガ」シリーズが、ついにラストを迎える。2部構成の前編「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1」が25日、公開された。原作はステファニー・メイヤーさんの人気小説シリーズ。出演は、クリステン・スチュワートさん、ロバート・パティンソンさん、テイラー・ロートナーさんらおなじみの布陣で歴代3人の監督から最後のメガホンを引き継いだのは、「シカゴ」(02年)や「ドリームガールズ」(06年)で知られるビル・コンドン監督だ。

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 エドワード(パティンソンさん)と同じバンパイアになる決意をし、彼と挙式するベラ(スチュワートさん)。彼女を愛するオオカミ族のジェイコブ(ロートナーさん)は複雑な心境だ。ベラはハネムーン先でエドワードと至福のときを過ごすが、エドワードの子をおなかに宿したことから、事態は思わぬ方向へ転がっていく……。

 一つの物語を二つに分けたせいか“引き伸ばした感”は否めない。特に、前半部分の挙式からハネムーンまでは少し少女趣味が過ぎ、恋にあこがれる世代に属さない人間には少々退屈でもある。しかし、ベラの妊娠が発覚してから先の展開には引き込まれる。妊娠によって見る見るやつれていくベラの形相は恐ろしく、その後の彼女に起こる異変にはど肝を抜かれた。赤と白の色彩の対比が印象深く、妊娠後のベラの体内を描写した映像は幻想的だ。そのあたりの映像にコンドン監督らしさがうかがえる。「Part2」の全米公開は12年秋を予定。「Part1」は25日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほか全国で公開中。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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