大友克洋:初の原画展開催  「AKIRA」の全原画を一挙公開 

「大友克洋GENGA展」のメーンビジュアル メーンビジュアルコラージュ 河村康輔 (c) MASHROOM 2012 (c) Kosuke Kawamura 2012
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「大友克洋GENGA展」のメーンビジュアル メーンビジュアルコラージュ 河村康輔 (c) MASHROOM 2012 (c) Kosuke Kawamura 2012

 「AKIRA」などの作品で海外でも評価の高いマンガ家の大友克洋さんの初の原画展「大友克洋GENGA展」が4月9日から「3331 Arts Chiyoda」(東京都千代田区)で開催される。未発表の初期作品から最新のカラー作品、約2300枚の「AKIRA」の全原画など大友さんの手書きの原画約3000枚が一挙に展示される。5月30日まで。

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 同原画展は、20年ぶりとなる大友さんの画集「OTOMO KATSUHIRO ARTWORK KABA2」(講談社)が1月に発売されたことを機に、これまでの大友さんの足跡をまとめるために企画された。また、東日本大震災の被災地となった宮城県出身の大友さんが自ら主体となってできることとしてチャリティー企画展として実現する。原画展の収益の一部は震災復興の支援活動に利用される。

 「AKIRA」は82~90年に大友さんが「ヤングマガジン」(講談社)に連載したSFマンガ。80年代に第三次世界大戦が起こり、荒れ果てた東京は「ネオ東京」として軍の支配下に置かれ、2019年には軍の主導で新兵器として超能力の研究が進められていた。鉄雄は友人の金田らとバイクで走っていたところエスパーの実験体のタカシと遭遇。転倒して重傷を負い、タカシとともに鉄雄は軍に連れ去られ、エスパーとしての訓練を受ける。やがて鉄雄は自分でも制御できないほどのパワーを身につけ、周囲を破壊していく……というストーリー。88年には大友さんが監督を務めた劇場版アニメも製作された。

 原画展は日時指定の完全予約制でチケットはすべてローソンチケットで販売。入場料は大人1500円、学生800円、中学生500円。(毎日新聞デジタル)

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